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消費行動と社会心理・構造Magazine

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生活者の価値観や心理と行動はどう変化したのか?それによってこれからの社会はどうなってゆくのか?マクロな視点で世界とニッポンの経済成長に直結する潮流を分析します。
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2019年2月の記事一覧

日本企業のためにAI導入企画&開発やってて思うこと。

欲がない人間だとAIを教育できない。 なんでなんで?と思うかもしれないが、AI企画を手がけてみて、クライアントと議論やヒアリングしてみての感想だ。 簡単に言うとAIに対してヒトの代わりにやってもらうことを考えるってことは、自分または教育者がその仕事を上手にできるヒト、若しくは楽しく生きてる人じゃないとダメ。もちろん教育用データとして上級者のデータを集められれば良いわけだが、どんな仕事が良い仕事かがわからない担当者だとそれ(データ選定)すらもできない。 卑近な例を挙げれば、

SNSのように“仮想化”する仕事と消費行動。

昨日の自分の行動を振り返る。 オンラインで解析ツールのデータを読み込んで、リモート会議してクラウドのドキュメントを更新してレビューして、アサインする人材のレジュメをチェック。 オンラインのAPIサービスを探して、その仕様とサンプルを担当人材に投げ込んで…見積作って客先に投げる…… 気づくとオンラインだけで仕事が完了するようになってたりする。 これって…オレ…仕事したんだっけ?と思うことが増えてきた。 というのは、自分が見てるのは全てデータでしかなくて、ホントに向こう側にヒト

サブカルってどうなったんだっけ?(カウンターカルチャー~ポップカルチャー…)

僕は1963年生まれ。団塊世代と団塊ジュニアに挟まれた世代だ。 バブルのちょっと手前で、芝居、映画、ロック、ファッション、作家、漫画、アニメ、ポップアートなどのサブカルチャーを謳歌した世代でもある。 かつての自分にカッコいい人は誰?と聞いたとすると、アーチストや演出家、作家などいわゆるクリエイターの名前が上がったはずだ。 で、今の世の中。サブカルやポップカルチャーという言葉は残っているものの、大分位置付けが変わった気がする。 かつてのサブカルは『自分の所属=コミュニティ』