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仕事力強化Magazine

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コンサルティング会社代表の筆者が時代の趨勢と潮流を踏まえて、これからの仕事力強化の技を伝授してゆきます。
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#成長

ロールモデル問題。男性は上司を自分のロールモデルにするな!

最近女性の方が、仕事での成長や自分のスキルの獲得に熱心だ。 男性ビジネスマンは、ストレスをため込んで、色々我慢しながらも、それを打開する努力をほとんどしてない…と感じるヒトが多い。 これは20代、30代、40代……全ての年代に当てはまる気がする。 なぜなんだろう。私見だけどこれ、 日本社会の縦構造=悪く言えば『男性中心の猿山構造』に原因があるように思えてならない。 今の時代、そんなものは有効に機能しなくなってきてるのに、 自分の未来をその機能しなくなったモデルに重ねてしまっ

ニッポンに“資産”は残ってるのか?資産ってお金や不動産のことじゃないよ。

ただ資産というと誤解を招きやすいので、成長余力とか創造的資産とか言ってもよい。 ①新しい価値やサービスや社会を生み出す力と環境、 ➁グローバルの大きな波にちゃんと乗れる力と環境、 ③多様化した国民の各世代やセグメントが相互補完や有効な対話で一緒に成長できる環境 そんなコトを僕は資産と呼んでいる。 最近同じような年代(40~50代)のスタートアップ経営者やスモールビジネス事業者のTOPと話すことが多いのだが、上記の①➁③がニッポンでは壊滅的に弱まってるという認識が共通してる。

仕事や資産に乗っかるか?仕事や資産を生み出すか?。

30年くらい仕事をしてきて、最近やっと、色んな立場にいるヒトを中立的に客観的に観察できるようになった。 うちの会社は常にヒト不足!ダイレクトスカウトや各種媒体を利用して採用活動に力を入れてる。そして、フリーランスの外部スタッフと色々話をしている。大企業のメンバーは昔からの客先だが、取引がなかったところとも最近話すようになった。2000年前後のスタートアップでそこそこ大きくなった中堅企業とも話をしてる。 そんな中でやっぱり感じることがある。 それは……何かに乗っかった視点から

出来ない⇔出来る、に加えて『なんちゃって出来る』を書き出してみよう。

自分の現在能力の棚卸し。これって、中々厄介だ。真ん中に縦の線を一本を引いて、左側に出来ることを、右側にできないことを、それぞれ箇条書きで書いて見る。 できることは、普通に書けるだろう。できないことは、そもそも自分が何ができないのか曖昧模糊としてるために書きづらい。 そして、できると書いた項目も細かく検討するとできないことがある。真面目に書こうとすればするほど、そのレベル感とか前提が気にかかってくるのだ。 でも、実はここがポイントだと思うのだ。仕事ができるようになるってことは

仕事の質を高めるために”生活と消費の質”を上げる。

仕事ってそもそも誰かに何かの価値を提供して見返りを貰うものなので、その誰かが欲しくないものを供与してもしょうがない。なので、いい物とは何か?が分かってる必要がある。 もちろん世界には多様な人たちが居るので、自分とは異なる文化や習慣の人のニーズ、とてつもなく下世話なニーズだったり不可思議に思えるニーズというのもある。それはそれで特定の世界観に目線を置いた上での欲求を高めることは必要とされるだろう。 ものづくりや研究開発じゃなくても、自分の”クライアンント”に対して良いもの、良い