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参議院選挙① ~議席~

 参議院選挙において、何席分あるかはご存じでしょうか。そして、一回の投票で、何人が入れ替わるかなどのしくみも知っていますか?
 今回はそのような点についてを書いていこうと思います。

定数

 参議院の定数は、248議席です。投票のシステムで、「選挙区」と「比例代表」に分けることができて、選挙区は148議席、比例代表は100議席と決まっています。
 選挙の時は、そのうち半分が入れ替わりといった形になります。
 そのため、選挙区で74議席分、比例代表から50議席分入れ替わり、124議席を争うということになるわけです。

 と思うじゃないですか。今回はそうじゃないんです。議席が今回増えた結果、248人になったので、74人となります。
 ですが、神奈川県の補欠分の1を追加で、75人を選びます。

選挙区

 こちらのほうは、地域ごとに割り当てられた人数を、多い順の形で選ぶものです。候補者の名前を書きましょう。
 例えば、議席が3のところなら、票数が多い3人が選ばれるという形です。

比例代表

 こちらは、票が集まった党の割合で決まります。ドント方式というものを使います。後述します。
 候補者の名前か、党の名前を書きましょう。

 さて、ここからは少し難しい、比例代表の話です。結構難しいので、読み飛ばしてもらっても、選挙はできるので構いません。

 まずは、党ごとに集まった票数を1で割ります。次に2、3と順々に計算します。ここで、その計算した数値の多い順にその政党が選ばれます。
 例えばですが、Aが600票、Bが450票、Cが300票とします。
 この時に、5議席が選ばれるとします。
 1で割ると、600、450、300です。
 2で割ると、300、225、150です。
 3で割ると、200、150、100です。
 とりあえずこのあたりで考えます。もっと複雑になれば、さらに計算が必要ですが、今回は議席数が小さく考えるので、この辺に。

 大きい数字の順に、600(A)、450(B)、300(A)、300(C)、225(B)、200(A)です。

 そのため、Aが3人、Bが2人、Cが1人です。

 このように決まるわけですが、その党の中では、どのように決まるのでしょう。

 それは、比例代表のところに立候補者の名前を書いていた場合、その人数順です。
 今回からはそれに加えて、党が決めた特別枠というところの人を優先するという制度もあります。

 以上が、比例代表の制度です。

 ここまで見ていただき、ありがとうございました。

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