結婚式の二次会に呼ばれたけど行かなきゃよかった思い出


 
 
結婚式によく呼ばれる2021年。そういえばと、ふと思い出した胸糞思い出エピソードがある。
 
数年前に、高校の卒業式依頼あっていない友人から披露宴後の二次会にこないかと連絡があった。
当時の私は周りで結婚式を挙げている人がいないためこういうのに呼ばれるのは初めてで、特に断る理由もないし、私を呼んでくれるんだ~と純粋に少し嬉しく、二つ返事でいいよ!と返信した。
 
その子は高校の時一緒のグループにいた友人だったが、グループ自体は大きかったため、1対1で話したことはほとんどなかったものの、穏便に友人関係を築いていた。
 
さて、後日二次会の案内のはがきが届いた。
 
「あ~これか言ってたやつ…は?」
 
一瞬目を疑った。
宛名の名前部分が、全て漢字を間違えていた。いやいや、いくら久々でも出すときは卒業アルバムとかみるやろ普通。
本当に全く違っていた。かすりもしない。たとえば麻衣という名前だったら真伊くらいの勢い。
 
えええ…こんな名前間違うことある??
少しドン引きしたものの、せっかくの晴れ舞台だしなんとなくラインで伝えておくくらいにとどめた私は偉いと思う。
ちょっと不安に思ったものの、まだ純粋な心を持った私(笑)はいろいろな手配をした。
当時最初に書いたように結婚式など一度も行ったことのなかった自分は、まずワンピースやらバッグやら探さねばならず四苦八苦した覚えがある。(ワンピースはメルカリで買った)
そんで二次会だけれどヘアサロンもちゃんと予約した。
 
名前の漢字すら間違えられた友達の二次会当日。
この話を美容室の担当さん(ギャル)に伝えたら「え~!まじないっすね。私ならいかないwww」と言われた。この時点でやっぱりそうだよねと思った私。この担当マジで好き。
 
そのまま、二次会に足を運んだ。
到着するやいなや、受付の人が高校の時の同級生(顔は知っているが話したか?くらいの人)だった。
「えびてんさん、やせたー?」
第一声これ。てめえは変わんねーな。
 
若干ひっかかるお出迎えだったが、周りを見渡し、懐かしい顔のほうへと足を運ぶ。
「あー!久しぶり!」
「あ!レアキャラきた!」
 
まあまあ数人では喋っていた友達たちとの会話。レアキャラ扱いってどうよ。
とりあえず自分がグループ内でも仲よかった子を探すが、別の仕事をしていて一瞬会話して終わり。なんだかもう自分たちはそこまで仲良くないように感じた瞬間だった。
 
そう、ここで気づいたのは、自分が長く話せる相手が一切いなくなったこと。
この瞬間、帰りたいと強く思ってしまった。
 
そして荷物置き場を見に行った時、ほとんどの人が引出物を持っていたようでむしろ二次会に参加したのは自分くらいなのではないだろうかと気づき始めた。
 
そもそも、結婚式と披露宴に呼ばれず二次会だけ呼ばれた時点で気づくべきだったが、「友人」として接してくれる人が皆無で、「久しぶりの同級生」として会う人がほとんどだった。
 
いやーーーーーーーー失敗した。
 
そうだよね。グループでお昼食べていたけれど、卒業後一切あってなかった(1回だけ偶然にも今回の花嫁+友達にあってお茶したことはある)やつなんて大して友達でもなんでもない。
 
帰りたい欲がどんどん増してHPがどんどん減っていっていた時、ついに花嫁のAと会話するときが来た。
まあAの周りに私の高校の時の同級生が沢山いて1対1とかは決して話せなかったんだけど、
私は彼女が主役の日だということを忘れず、しっかりと「おめでとう」と言いたいと思っていた。
 
「A!おめでとう~!」
 
その言葉になんて返したか。
忙しそうに高校の同級生の対応に追われていたAは目も合わせず「ああ、ありがとうありがとう~」と適当にあしらうように返事されたのだ。
 
この瞬間、ああ、だめだな。そう思った。
わたしはこの人は特に祝いたいと思わないし、今すぐ帰りたい。そんな感情が渦巻いた。
 
なんやかんやで1時間はいたと思ったけど、ビンゴ大会ではいらない景品を渡され、高校の同級生たちのお歌を見て何も感じず、その後突然花嫁花婿がギターもって弾き語りしだして寒気がした。
 
もうかーえろっ
 
祝える気にもならないし、相手も私がいてもいなくても良い存在だと思っている気がして、弾き語りしている最中静かに荷物をもって帰った。(なんならこの後家に姉がくることになっていたから早めに出れて助かった)
 
 
何もかも寒かった、人生で1番つまらない二次会だった。正直会費8000円返してほしい。
 
この件で、私が学んだことは
自分の名前を調べもせず平気で間違えて送ってくるやつは友人ではないし
言動に失礼なやつは友人でないし
お祝いの言葉を大切にしないやつは友人ではない。
 
そんで
結婚式や披露宴はここ5年以内にあった人のにいくことが一番良いことがわかった。(ほんとにこれはこの通りすぎる。)
というのも、高校のクソ部活の同期から卒業ぶりに連絡があって5人で集まった時があった。本当に卒業以来連絡一切取っていなかったのに、あったときに友人2人は「結婚式にきて」と打診してきた。怖い。
もちろんやんわりと断った。だってそんな人たちに3万渡したくない。
ツイッターでも同じようなことがあった。結婚報告におめでとう!とリプを送ったらDMで「結婚式こない?」と…。いやもう全く会話してなかったし高校でも遊んだことないよね…。
 
こんな感じで、なんとなく友達が少ない、もしくは多く見せたいために誘ってくるひとたちが多い気がする。
実際Aの二次会も人数要因だったんだろうな、と思う。
 
だから決めたのだ。
わたしがお金を渡す相手は私が決めたい。
 
本当これにつきる。
 
 
あの二次会があってから、ドライフラワー系が嫌いになった。(吊るされたやつは死んだ草の処刑って呼んでる)
ドライフラワーが沢山使われているものに関しては草の○○って呼んでるし
Aについては「草の人」って呼んでいる。
 
結婚式や披露宴、2次会は、本当に仲良い友人のところへ行くのに尽きる。
結婚式に呼ばれるようになった年齢の人たちに届いてほしい。

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