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#391 「地域に関わりたいけど、接点がない」場合の処方箋

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。


今日も「地域の取り組み」の話

昨日はですね。ローカルプレイヤーズに関する話をしました。

ローカルプレイヤーズとは、「非起業家のための、地域プロデューサー育成スクール」で、きら星株式会社の伊藤綾さんと、株式会社ホーンの桜井貴斗さんが主宰されている取り組みです。

それにちなんで、今日も地域や地域活動に関する話をしてみたいと思います。

地域活動ってめんどくさい?(笑)

地域活動というと、とらえ方はさまざまだと思いますが、このような取り組みに関わりたいと思っている方もいらっしゃるでしょうし、面倒くさいと思っている方もいらっしゃると思います。

実際に、検索エンジンで「地域活動」と入れると、「めんどくさい」という言葉が予測変換で出てきましたが(笑)、実際、めんどくさいものだと思うんですよね。

僕自身、最初から「地域活動をしたい」と思っていたわけでもないし、どちらかというと、めんどくさいし、関わりたくないと思っていたタイプの人間なので、その気持ちはとてもよくわかります。

僕の場合は「流れで」

ちなみに、なぜいま、僕が地域に関する取り組みをしているのか? といえば、最初はどちらかというと「仕方なく」というか、「巻き込まれて」という感じでした。

でも、地域に関する取り組みをしている中で、地域の人たちとの関わりが生まれたり、取り組みの後にいっしょにご飯を食べたり、お酒を飲んだりするのが、そんなに嫌いじゃなかったことがあるかな。

あとは、この番組では何度も言っていますけど、個人的には課題感が強いですよね、少子高齢化が進む中で「このままだと、地域はどうなってしまうんだろう?」という危機感があって。

いまは、こうした動機で取り組んでいます。

地域活動に関心がある方はとても貴重で稀有(笑)

地域に関する取り組みは、仕事でやっている人以外は、お金をもらっていない人もたくさんいるし、別にお金をもらっていないんだから「関わらなくてもいいだろう」みたいな、そういうものだと思います。別に、いいことを言うつもりも全然ないので。

そういった取り組みなので、「地域活動をしたい」という方は、とても貴重な方というか、稀有な方だと思います。言い方がだいぶ失礼な言い方ですけどね(笑)

地域活動に接点がない?

とはいえ、「地域に関わりたい」「地域活動をしてみたい」という方は一定数います。たとえば、大学にもそういったことを学ぶ学科があったりしますから。ですから、地域に関わることは、おかしなことでは全然ありません。

一方で、何か、特別なことをしなければ、関われない……みたいな声を聞くこともあるんですよ。

たとえば、よく聞く話として、都市部の方から「地域に関わる取り組みをしたいんだけど、接点がない」とか。そういった話はよく聞きます。

まずは、自分の街から関わってみては?

もし、「接点がない」という方に、もしも僕が、アドバイス……なんて、おこがましいことはできないんですけど、もしも、何かしらお伝えすることがあるとすれば、まずは「自分の住んでいる地域で、何かをやればいいんじゃないかな」と思っています。

もちろん、遠方の地域に行って取り組むこともいいんですけど、そうすると旅費交通費もかかるし、通うのも大変だし。

だけど、自分の地域だったら、そんなにお金もかからなければ、できることをやれば、やれることってあるんじゃないかなと思うんですよね。

なので、地域活動や地域との関わりで、一番最初に関われるのは「自分が住んでいる地域」だと思います。

たとえば……こんなことなら関われる

たとえば……そうね。自治会的なものとか、PTAとか。

でも、こういったものって、多くの人がやりたがらないものですよね。めんどくさいから。

だけど、こういったことをやらずして、ほかの地域に行って、何か、関わろうとしても、そんな別に特別なことが見いだせるわけではないんじゃないかなと思います。

ではなぜ、自治会やPTAのような活動に関わるのが、自分の地域だと気が引けるのか? って言ったら、一言で言うと「めんどくさいから」だと思うんですよね。

でもそれは、他の地域に行っても同じだと思います。

なので、「地域の取り組み」というと、何か特別なことをイメージして、キラキラしているように見えるかもしれませんし、そこには何か「特別なことが得られるんじゃないか?」と思うかもしれませんが、それだったら、まずは自分の街で取り組めば、そこから得られる経験が、きっとあるんじゃないかなと思います。

また、地域活動のような取り組みに関わろうとする人は、(もちろん、やらされ感でやっている人もいますけど)比較的、課題感を持っていたり、「やらなきゃ」っていう前向きな人柄な人が多いと思います。そういった方々とのご縁とかは、場所に関わらず、自分の街での得られると思います。

なので、まずは「身近なところからやろう」という話をしてみました。

実は、これは地域活動に関わらず、他のことでも同じなんですよね。この間まで、複業のことについてしばらくお話をしてきましたが、複業も同じです。なので明日は、複業も「身近なところから始めてみよう」という話をしてみたいと思います。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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