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#574 相手のことを思うことが関係づくりの第一歩――世代を超えた良い関係

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。

音声はこちら。

世代を超えた良い関係づくりについて

今ですね、世代を超えた良い関係づくりについてお話をしています。

話の方向としては、特に若い世代からベテラン世代に対して「何かできることはないかな?」という内容です。

昨日はですね、ベテラン世代がどういう背景で育ってきたのか、そういったところを考えてみようという話をしました。

今日は何を話そうかなと思った時に、ふと思ったのがですね…。

良い関係づくりはお互いの行動が大切

総じて言えることなんですけれども、世代を超えて良い関係を作っていくためには、どちらか一方の行動を待っているだけでは、なかなか良い関係って築くことができないんじゃないかなぁと思うんですよね。

たとえば……これは、どちらの世代に対しても言えることなんですけれども、若い世代もベテラン世代も、どちらにも当てはまる話として。

心の中では「いい関係を築きたいな」と思っていても、例えばですよ、声もかけずにむすっとした表情をして、ずっと誰かが何か言ってくれるのを待っている、という人と、逆に、何かしら声をかけてくれたり、挨拶をしてくれたり、ちょっと困っている時に「やりましょうか?」って言ってくれる人。

どちらが「この人と一緒に仕事がしたいな」「この人だったらいい気分で仕事ができそうだな」と思われるかといったら、これは世代に関係なく、おそらく後者の方が、そう思われる確率は高いんじゃないかなと。

若い世代にもできることがたくさんある

そういう意味では、若い世代の皆さんにもできそうなことはたくさんあって。自分の行動を変えることによって、関係性を構築していける、ということがあるんじゃないかと思うんです。

僕は『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本』を出してから、どちらかというとベテラン世代の管理職の方々にお話をすることが多いです。

そこで話す内容は、「相手の変化を待っていてもなかなか変わらないんです」と。自分自身を変えることすら難しいのに「相手の変化を待っているだけでは変わらない」ということですね。

だからこそ、「自分の半径2メートルから変えていきましょうよ」という話をしています。

これは多分、年齢や世代に関係なく、若い世代の皆さんも当てはまるんじゃないか、と。

行動することが関係づくりの第一歩

例えば、先日もお話ししましたが、ちょっと声をかけてみること、何か困ってそうだなと思ったら「やりましょうか?」って声をかけることもそうでしょう。

このような行動が大切なんじゃないかと思うんです。

僕自身、いろんな世代の人たちと関わって、仕事をする機会がありますが、年齢に関係なく、やっぱり自分から声をかけてくれる人、そして自分から動いてくれる人、さらに、ちょっとした気遣いができる人、そういう人とは一緒に仕事がしたいなと思うんですよね。

そういう意味では、自分からできることがあれば、率先して行動してみることが、お互いが良い関係を築く上で最初のステップかもしれません。

良い関係を築くために必要な条件は、「この人と一緒に仕事をしたいな」「いい人だな」と思ってもらえるかどうか、つまり、「相手がどうしたら喜んでくれるか」というのを考えること。これに尽きるんじゃないかなと。

恋愛も同様ですよね

これはですね、恋愛みたいなものですよね。

たとえば、ちょっと好ましい人がいる、良好な関係を築きたい人がいる場合、その人が「どんなことをしたら喜ぶかな」と考えると思います。ただ待っているだけでは、なかなか関係は築かれないので。

それと同じで、相手が何を望んでいるか、どんなことに興味関心を持っているかを想像して、それを叶えるような行動をしたり、ちょっと先回りして声をかけたりすること。これって年齢に関係ない行動だと思うんです。

世代を超えて気軽に話せる環境づくり

ベテラン世代からの声を聞いていると、よく言われるのが、若い世代に対して「ちょっと声をかけづらい」とか、逆に若い世代がベテラン世代に対して「声をかけづらい」といった状況です。

でもこれは、両方が「極端なケースが多いな」と感じることがあって。

例えば「全然話しかけようとしないメンバーがいるけど、どうしたら話ができるようになるか」みたいなことや、若い世代から見ると「ベテラン世代が上からゴリゴリ言ってくるのが嫌だ」という話がよくあります。

これって、年齢に関係なく嫌なことだと思います。でも、こういった課題感を抱いている人が意外と多くて。

最終的には「人と人」として向き合うことが大事

つまり、世代を超えて良い関係を築くためには、「若いから」「ベテランだから」というのはあまり関係なくて。気軽に声をかけたり、声をかけてもらったり、気遣いをしてもらったり、そういう、お互いがお互いに対して、ちょっとした配慮ができるかどうかが大事になってくると思うんです。

僕も普段はベテラン世代や中堅世代と関わることが多いので、話を聞いてもらうスキルとか、そういった話をする機会も多いんですが、本当は年齢にあまり関係ないのかなという気がしています。

最終的には、「自分が第三者から好かれる存在かどうか」「一緒に仕事をしたいと思われる存在かどうか」がすごく大事だと思っていて。

相手に対してラベルを貼って見ていないか、相手を人として見ているか、そういうところが最終的には大事なんじゃないかなと感じています。

今日は少し雑多な話になってしまいましたが、これで終わりにしたいと思います。

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