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#318 「世代間ギャップから考えるエイジダイバーシティ」4社協同講演会

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


先日行なわれた講演会の話

今日は、いくつかお話ししたいことがあるんですけど、全部話すとあれやこれやになるので、今日は2月13日に講演させていただいたエイジダイバーシティ――つまり、年齢の多様性に関する講演をさせていただいたお話をしてみたいと思います。

なぜ「この話をしようかな?」と思ったかというと、今日、三洋化成さんのホームページにですね。『4社協同企画講演会「世代間ギャップから考えるエイジダイバーシティ」を開催』という記事が掲載されていたんですよね。

なので、この話をしてみたいなと思ったんです。

2/13にエイジダイバーシティの講演

今回のイベントは、「4社協同企画」ということなんですけれども、実は、2月13日に京都の京セラさんにお伺いをして、「世代間ギャップから考えるエイジダイバーシティ」というお話しさせていただいたんですよ。

この企画は、「4社の協同企画」というところが、すごくおもしろいと思うんです。4社というのは、先ほどお話しした三洋化成さん、あとは、オムロンさん、京セラさん、日東電工さんの4社です。協同で開催されたイベントなんです。

僕はいままで、いろんな会社さん、企業さんで講演させていただいていますけど、1つのテーマで、複数の会社が協同で講演会を開催するってなかなかないと思うんですよね。後援みたいな形ならありますけど、まったく同じ関係性の中で、協同で開催されたイベントでお話させていただくのは、僕自身初めてです。なかなかないことだと思うんですよ。

同じテーマで取り組むからこそ見える各社の多様性

今回、すごく「おもしろい試みだな」って思ったのは、4社で、事前に同じアンケートを行ったんですよね。同じアンケートだから、それぞれの会社さんで、ちょっと特徴が違ったりとか、それぞれの社員さんが抱いている課題感みたいなものが、4社4様で。

このように、複数社で同じアンケートをとるということ自体、普通はやらないじゃないですか。

同じテーマで同じアンケートを行うから、各社の違いみたいなものが見える。これ自体が、相当多様性に富んでいると思うんですよね。自社だけでは、見えないことが見えるから。

それぞれが抱えている価値観の違いを感じ取れたり、「自分たちはこうだけど、他社さんはこうなんだ」みたいな。こういう取り組みって、なかなかないと思うんです。この取り組み自体が、まさに、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョンだな思いました。

多様性の本質は「となりの〇〇さん」

僕自身は、別に多様性の専門家ではありません。先般出版させていただいた『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本』は世代間ギャップについて扱ってはいますが、必ずしも多様性について触れているわけではありません。

多様性って、年齢に限らずいろんな意味で捉えることができますよね。それこそ、性別もそうだし、国籍もそうだし。あとはさまざまな障がいとかね。そういう意味では、僕は別に、多様性に関する専門家ではありません。

コミュニケーションという観点では、確かに『Z世代・さとり世代の上司になったら読む本』を出版したことがきっかけで、年齢による多様性という観点は、若干触れているかもしれませんが。

結局のところ、多様性という観点では、要素はさまざまな形で分けることができますが、その本質は「となりの〇〇さん」自体がもう多様だよね、ということなんじゃないか……という気がしています。

なので、2/13には、そういったお話をさせていただきました。

人は、世代でくくりたがる

年齢っていうのは、本来、多様性の1つなのではないかと思います。でも案外、「最近の若い奴は」とか、「おっさんはこれだから……」とか、年齢による差別的な言葉が使われるケースって、案外多いですよね。

この「多様性の時代に、おじさんはこれだから……」みたいな言い方って、すごく矛盾している言語表現だなと思うんですよね。片方では「多様性」と言いながら、片方では、ある世代をひとくくりにして、批判的に扱っているので。

本当は、世代で括らずに、ただただ、一人の人と見ればいいんじゃないかな? と思うんです。

もっとも、僕自身が100%できているか? って言ったら、そうは思いませんけれども。

ただ、自分自身が50代になって、年齢を重ねてくると、世代というところが案外、多様性を考える最初の入り口なんじゃないかな? っていう感じはします。

というわけで、今日は2月13日にお招きいただいた講演会についてお話をしてみました。じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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