見出し画像

#330 「いま見ている未来」は「いままでの未来」。だから、恐れなくていい

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


人生なんて、どうなるかわからないもの

今日はですね。「人生なんて、どうなるかわからない」という話をしてみたいと思います。

実は今日、高校時代からの友人に久しぶりに会ったんですよね。

僕のキャリアは、一般的なキャリアとは異なっていて、中学卒業後に新潟の実家を離れて、神奈川県横浜市に単身で行きました。そこで、いまはないんですけど、日産自動車の企業内高校(※注)に入ったんですよね。

※注:日産高等工業学校といいます。

そして、卒業後は日産自動車で働くことになったんですけど、今日会ったのは高校時代の友達なので、日産自動車の企業内高校でいっしょに学んでいた同級生ということになります。

彼はいま、何をしているのか? というと、いわゆる、介護事業の経営者です。出会ったのは自動車会社の学校ですが、僕もそうですけど、学生時代とは違うキャリアを歩んでいる2人だな~という感じがします。

若いときに描く未来像

学生時代に描く未来像って、あると思うんですよね。たとえば、高校生だったら17、18歳の時に描く未来像。大学生だったら、これから社会に出ようという未来像。それは「こんな感じになっているんじゃないか?」という未来像だと思います。

ある時点で描く未来像というのは、あくまでも、高校生だったら18年分、大学卒業だと22年分、その時までの、過去の経験値によって見える未来像です。

いや、現在の僕もそうです。いま53歳ですが、僕が現時点で想像する未来像は、僕の、53年の経験値から想像できる未来像です。

ただ今日、自動車会社の学校で学んだ2人。しかも、機械とか電気とか、そういった技術系のことを学んだ2人の40年後は、まったく違う仕事をしていました。

これは、18歳のときにはまったく想像ができない未来でした。

「いま見ている未来」は、「いままでの未来」

いま、現時点からの見ている未来像は、あくまでも、過去の経験による未来像です。ですから、必ずしもそうなるかどうかわからないし、人生はそれほど直線的でもない……というのが、実際の未来だと思います。

人生は直線的に伸びていくのではなく、アップダウンがあり、紆余曲折があり、波のように上昇していくもの。それが、実際の人生です。

また、ある時点では「これだ!」と思っていることも、何かしらのきっかけで変わるかもしれない。その事実を考えてみると、理想や目的に対して、「わたしは、〇〇になるんだ!」ということをきちんと決めて歩むことも、もちろん大切だとは思いますが、「未来はどうなるのか分からない」ということを前提にすれば、過度に「絶対に〇〇になるんだ!」みたいに、固執しなくてもいいのかもしれないな、と。

その時々の状況に合わせて歩んでいけばいいのでは?

その時々の状況に合わせて、自分が「何が大事か」ということを改めて問い直し、そして、その時々で思う「じゃあ、これをやろう」ということを一つひとつ、少しずつやっていけば、そんなに、未来は恐れなくてもいいんじゃないか? と思ったので、今日はそんな話をしてみました。

だって、高校時代の僕が、いまみたいな仕事をしているなんて、まったく想像もしていなかったし、地域課題とか、社会の課題に関心を持って、それを解決するために「何ができるか?」なんて、まったく思っていませんでしたもん。

社会人になってからも、普通にただ、会社に行って、ボケボケしていただけですもん。

なので、その時々で立ち現れてきたことに対して、まずは一生懸命やりましょうか。そうすれば、未来はそんなに恐れることはないんじゃないか? という気がしました。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

※Tiktokやっているらしいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?