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#294 キャリア安全性・主体性を深堀る22ー「仕事の品質」で増える社会資本

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織作りやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


キャリア安全性・主体性のお話をしています

いまですね、キャリア安全性・主体性のお話をしております。

主体性を考える上で「3つの資本」で考えています。1つ目が「人的資本」、2つ目が「金融資本」、3つ目が「社会資本」ですね。

その中で、いま、社会資本についてお話をしていますが、昨日は「人のために仕事をする」という話をしました。

今日はですね「ちゃんと仕事をする」。言い換えると「仕事の品質を上げる」というお話をしてみたいと思います。

なぜ「ちゃんと仕事をする」ことが大切なのか

「社会資本を高める」。言い方を変えると「人とのつながりをつくる」中で、なぜ「ちゃんと仕事をする」「仕事の品質をあげる」ことが大切なのか?

「何の関係があるの?」と思われるかもしれません。

これ、昨日の「人のために仕事をする」にも通じるかもしれませんが、なんていうのかな……「〇〇さんといっしょに仕事がしたい!」と思っていただけるかどうかって、継続的な、特に長期で関わりを作っていくときには、「結構大事なんじゃないかな?」と思うんですよね。

特に、ある程度世の中に対して、影響力を持ちながら仕事をしていくとき――まあ、それは状況によって、いろんなフェーズはあると思いますが――将来的に、影響力を持って仕事をする上では、少なからず「あの人と仕事がしたい」と言われるためには、仕事の品質というんでしょうかね? それが大切だと思っています。

たとえば、僕がいっしょに仕事をしたいと思う人には、その人が何かしら会話をしたり、表現したり、書いたりしたもの。そういったものを見たり、聞いたり、感じたりしたときに、「この人といっしょにが仕事をしたいな」と思われるものが少なからずあるし(それだけ、仕事の品質がいいということ)、そういう人といっしょに「仕事ができたらいいな」って思う。

そういった人たちといっしょに仕事がしたいから、「自分も頑張ろう!」みたいなところがあります。

最初のステップは、そんなに大げさなことじゃなくてもいいと思いますが、人から「ありがとう」と言われる。「〇〇さんといっしょに仕事がしたい」と言われる。そういった、仕事を通じた「人とのつながり」をつくる上では、仕事の品質を上げる、いい仕事をすることは、大事なんじゃないかと、僕は思っています。

「仕事の品質を上げる」ために企業でできること

じゃあ、キャリア安全性・主体性を高めるために、会社の中で、企業の中で、社員のみなさんに対してどんな取り組みをしていったらいいのか?……という観点に立った時、何ができるんでしょうかね。

「ちゃんと仕事をする」とか、「仕事の品質を上げる」というのは会社の中でも重要なことだと思うので、必ずしも「キャリア安全性・主体性を高めるために」ということだけではないとは思います。

ただ、社員のみなさんに対するメッセージとして、社内外問わず、自律をし、キャリア安全性・主体性を高めていくためにも、「仕事の品質を上げて、周囲から信頼されたり、『〇〇さんと仕事がしたい』と言われるような存在になることは大事ですよ」と伝えることは、多分できますよね。

その「伝えること」には、レベル感はあるかもしれませんが。

企業の中で伝えるときに気を付けたいこと

たとえば、人事の仕事をしている人が、社内で「自律するために」とか「キャリア安全性を高めるために」というのは、勇気がいることだと思います。中には「うちの会社は、ちゃんと僕らのこと守ってくれないのか!」みたいな意見が出てくるかもしれません。

また、経営側の人からすると、「自律をされたら、社員がやめてしまうじゃないか!」みたいなことを言う人もいるかもしれません。

なので、言い方は気をつけないといけないかもしれません。

一方で、自分が関係するチームの人たちとか、そういった人たちの中では、会社を辞めるとか、辞めないとか、そういう話ではなく、「将来、"大丈夫だ"と思えるような自分になることって大事だよね」「だから、キャリア安全性とか、主体性を高めていこうよ」っていうのは、身近なチームの中だったら、言っても全然問題ないんじゃないかなぁと思います。

まずはそういった、半径2mぐらいのところから伝えていくことだったら、そんなに負担なく、できるんじゃないかなと思います。

というわけで、今日は、キャリア安全性・主体性を高めるために、社会資本を増やすための1つとして、「ちゃんと仕事をしよう」「仕事の品質を上げよう」というお話をしてみました。じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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