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#307 もしも、僕が社内で「キャリア安全性・主体性を育む企画」を立てるとしたら

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆると話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったら、フォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


キャリア安全性・主体性を育むために大切なのは「親元を離れる感覚」

昨日は、キャリア安全性・主体性を育むために大切なのは「親元を離れる感覚」という話をしました。

キャリア安全性というのは、「この会社にいてもきっと将来大丈夫だ」「成長できる」という感覚で、キャリア主体性とは、それ実現するために「自分で行動していく」ということです。

会社の中で「これからは主体性が大事だ」「安全性が大事だ」「自分のキャリアは自分で考えよう」と、いろいろ、教えたり、提供したりすることもすごく大事だと思います。

一方で、学校で学んだことが、社会に出ると案外違うように、本当の意味で「自立する」とか、「将来も、きっと大丈夫だ」と思えるようにするためには、最終的には、会社の「中」での経験に加えて、会社の「外」の経験も大事なんじゃないかなと思います。

その感覚は「どういうときと近いかな~」と思ったとき、「そうそう、子どもが巣立っていく時の感覚だよな」って思ったんですよね。

それは、自由でもあるけれど、やばいと思ったら親に頼ることができる……というか。どこかに「安全はある」っていう感覚。

企業の中でキャリア安全性・主体性を育む上では、こういったことが大事じゃないかな? と思いました。

企業の中でキャリア安全性・主体性を育むために

では、このようなことを企業の中で実践するためには「何が必要なのか?」と言ったら……

以前、『#298 キャリア安全性・主体性を深堀る26ー企業で社員が「外に出る」取り組み』というお話をしました。

さきほど「親元を離れる感覚」っていう話をしましたが、本当の意味でキャリア安全性・主体性を学ぶというか、育むとしたら、最終的には企業の「外」に出ていく必要があると思っています。

でも、企業の「外」と言っても、いきなりやめたり、そういう話ではなくて。

実はいま、企業向けのいろんなプログラムが結構あるんですよね。この記事の中では、5つ挙げています。

  • 社外の「越境学習プログラム」に参加する

  • 企業間インターン

  • 社外のキャリア自律プログラム

  • 行政機関との「地域課題解決」のコラボ

  • 複業推進

ほかにもあるかもしれませんが、このように、企業の「外」に出るプログラムは、いま結構あるので、そういった取り組みをしたりするのも大事だと思います。

会社の中で「個人の自立心を育む」

また、そのほかにも、これは以前お話した『#274 キャリア安全性・主体性を深掘る2ー社員が個人事業主になると起こる成長』という記事です。

複業のような形、個人事業主になるってのも、いい方法です。ある程度、安心感を得ながら「個人で、小商いの経験を積む」っていうのかな。

この間、「だれかtoなかい」という番組を観ていたら、二宮和也さんが出ていました。二宮さんはもともと、ある芸能事務所(笑)に所属していましたが、その後、独立しました。

独立したら「何でも自分でやらなくちゃいけないようになった」と言っていましたね。請求書の発行とか、自分でやらなくちゃいけないようになって、「いままでは守られていたんだな」と実感したという話をされていました。

この話のように、その経験を積んで「初めてわかる」ことっていっぱいあるんですよね。

会社は辞めなくてもいいけど、複業のような形で個人事業主になってみる。いや、ならなくてもいいんですけど、仮に、個人事業主になるためには「何が必要かって?」いうのを学ぶことも、キャリア安全性・主体性を身につける上では、結構重要だと思うんですよ。

僕が社内で「キャリア安全性・主体性を育む企画」を立てるとしたら

僕がもし、会社の中でね「社員のキャリア安全性・主体性を育む企画を考えろ」って言われたら、今日お話したような「会社の外に出るプログラムに参加する」とか、会社辞めなくてもいいんだけど、複業のような形で「個人事業主になることをOKにする」とか、「個人事業主になるために、何が必要なのかを社内で学ぶ機会をつくる」とか、そういったことをするかなぁ。

これって、結構有効じゃないかと思うんですよね。

たとえば、個人事業主になるためには「お金の話」とか必要です。「領収書や請求書を発行する」みたいな小さなことからでもいいと思うし。

あとは、今日、こうしてお話していること自体もそうですけど、「社会との接点、仕事の接点をどう作っていくか」みたいな、マーケティングや情報発信の学びの場をつくるのもよさそうですよね。

こういうことって、企業の中にいると学ぶ機会もなければ、必要性もないので。

もしも、社員のみなさんにキャリア安全性・主体性を身につけてほしいと思ったら、僕は、こういった学びの場を作るかもしれないな~。

ということで、今日は、キャリア安全性・主体性を育むために大切な「親元を離れる感覚」の話と、それを企業の中で実践するために必要なことについて、ダラダラと話してみました。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね、バイバ~イ!

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