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#207 語るなら、理想を語るー人口減少時代に地域企業を救う2つのこと

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組はこれからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに。組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で、これからの働き方や地域のあり方について、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


理想についてゆるゆると語っております

いまですね、「語るなら、理想を語る」というテーマで、理想についてゆるゆると語っております。昨日は「つまるところ、僕が実現したいこと」ということで、「楽しく働く人を増やす」という話をしましたね。

なぜ、この「楽しく働く人を増やす」っていうのを理想に置いているか? というと、僕は2010年にしごとのみらいを立ち上げたんですけど、その前の2004年から、2007年の前半まで、働きにくい組織の中で仕事をしていました。

なので、その課題認識から「楽しく働いた方が、絶対いいよな」っていうところから、「楽しく働く」が僕の中ではテーマ。そういう人を増やすのが、僕のライフワークになっています。

以前は、組織づくりとメンタルについて関心がありました

「楽しく働く」について、しごとのみらいを立ち上げたときは、どちらかというと、僕自身がストレスをかけるマネジメントによってメンタル不調になったり、やる気を喪失したり、そういったことがあったし、当時はまだ、自殺者も多くてね、社会問題になっていたので、組織づくりとメンタル面をテーマにしていたんです。

でも、働き方改革みたいに言われるようになってきてから、だいぶ労働環境が変わってきました。もちろん、ストレスを抱えている方々はたくさんいるけど、そういったテーマに対して支援をする人がたくさん出てきているようにもなりました。

最近の関心は少子高齢化と人材不足問題

僕の最近の関心ですが、僕は目の前の課題に動機づけられるタイプです。地方に住んでいるっていうこともあって、最近の課題は少子高齢化かな。それを解決することによって、楽しく働く人を増やしたいんです。

少子高齢化を解決するためには、大きく分けると、選択肢は2つしかありません。

あ、その前に、少子高齢化というと、「子どもを増やす」といったテーマもありますが、僕はビジネスパーソンです。少子高齢化が進み、人口減少が進むと、避けて通れないのが人材不足問題ですね。これはもう、決定事項ですから、絶対に起こるんです。

この問題に対しては、「これ!」っていう明確な回答が、まだ、それほど生み出されていません。なので、最近僕は、ここに関心があります。この問題を解決する手段は、選択肢は2つしかないんです。

1つ目はDX

1つは、徹底した自動化や効率化。業務改善というレベルではなくて、改革ですね。それは組織の改革も含まれます。

これを、まるっと言えばDXになるんでしょうけどね。特に地方の企業は、これから人材がどんどん減っていくので、もうDXは必須です。これが、課題を解決する選択肢の1つ。

2つ目は地域内外の人たちとつながること

人口減少時代にもう1つ必要なのは、地域の中に人がいないのであれば、地域外の人たちと繋がって仕事をしていくこと。その必要が絶対にあります。

この、地域外の人たちと繋がって仕事をするときに、何が必要なのか。それは、さっき申し上げたDXが必要なんですよね。

というのも、これから人材不足に真っ先になっていくのは地方の企業です。だけど、地方の企業は、まだDXってそんなに進んでいません。リモートで働くこともしていません。だから、まずはこの環境を整えたい。

あと、地域外の人たちと仕事をするときに、地域外の人たちが、もともと働いていた会社を辞めてしまったら、元の会社が困ってしまうから、複業のような働き方が必要なんですよね。一人の労働力をシェアする考え方です。

このような働き方ができる環境づくりをしたい。人口減少社会では、この2つは必須だろうと、

この2つが実現した際の、理想の世界

もし、この2つが実現できると、地域の企業はいままでに経験することができなかったであろう世界を知ることができます。世界というよりも、景色かな。

いままで、出会ったことのない人たちと出会うことによって、新たな発想や、新たな商品や、新たな事業が生まれる。そう考えると、ちょっとワクワクします。

このように、人口減少時代に企業が生き残るためには、徹底したDXと、地域内外の人たちとつながって働くこと。この2つが実現できると、企業にとってもいいはずだし、ビジネスパーソンにとってもいいはず。

特にいままで、いろいろ経験してきて、その経験を活かして「何かできないかな」と思っておる人や、年齢に関わらず、その中でも特に、中堅以上の人たちの活躍の場がさらに広がるといいな……っていうのが、僕の理想ですね。

若い世代の人たちが、地域で活躍できるように

あとね、いま、人口減少が進む中で、地方からは若い世代の人たちがどんどん出ていってしまう現状があります。この課題も解決したいな、と思って。いままでは、学ぶ機会がなかったから、外に出て行くしかなかっただけど、地域に残っている若者たちが、ポジティブな意味でね。「この地域が好き」っていう若者たちが、地域で学ぶことができれば、いいじゃないですか。

特に、これからの地方にはDXのような知識が必要なので、それらの知識を身につけた若者たちが、地域の企業に循環していくみたいな仕組みが構築できると、最高じゃないですか。それが、僕のいまのところの理想かな。

明日mこれをさらにブレイクダウンしたお話をしていきたいと思います。じゃあ、今日の話はこれで終わります。じゃあね、バイバ~イ!

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