#232 #雪国テレワーク部 今年も始動します
竹内義晴の「これからの働き方」――この番組はこれからの働き方、組織づくり、地域づくりの実務家。竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点で、ゆるゆるとお話をしていく番組です。この番組が面白かった、あるいは参考になったらフォロー、コメントなどいただけると嬉しいです。
雪が降りました!
昨日の夜から、僕が住んでいる新潟県妙高市、特に妙高高原地域は雪が降りました。今朝の段階で15センチから20センチぐらい、雪が積もっていました。幸いなことに、何日か前にタイヤは替えていたので、ギリギリセーフという感じでしたけど(笑)
例年のパターンだと、1回溶けて、もうちょっとしたら根雪になるんじゃないかな……という感じがします。
今日はですね、「#雪国テレワーク部」の話をしようと思うんです。
#雪国テレワーク部とは?
「#雪国テレワーク部」というのが何か? というと、僕が勝手にX(旧twitter)で、数年前から、大雪の日とか、大雪になりそうな日に「無理に会社に行かずにテレワークをしよう!」ということを、勝手につぶやくという取り組みです。
これは、去年のある大雪の日のつぶやき。
ハッシュタグに「#雪国テレワーク部」とつけて、投稿しています。去年からは「#雪国DX」というハッシュタグもつけています。
#雪国テレワーク部をはじめた理由
なぜ、こういう活動を始めたかというと、以前、ふと思ったんですよね。
テレワークって、コロナ禍になって世の中に浸透したと思うんですよね。ですが、テレワークが浸透したのは、実質、都市部の企業ですよね。その理由は、コロナ禍のときに電車通勤をはじめ、混雑しているところに行くのが難しかったこと。
あと、都市部のほうで感染者が多かったので、「出社してはならん。在宅勤務だ、テレワークだ」というのが都市部を中心に広がりました。
一方、地方のほうでは感染者がそれほど多くなかったこともあって、出社制限みたいなことって、実質そんなに起こってないんですよね。だから都市部に比べるとテレワークは浸透していません。
本来、厳しい環境ではたらく雪国の人ほど、テレワークをすべきなんじゃないか?
でも、僕らが生活している雪国の人って、大雪が降っても、結構会社に行くんですよね。僕も以前はそういう経験が何度もあるんですけど、「やばい、今日大雪だ」と。「朝5時に出よう」と。
で、朝早く車で家を出たものの、除雪車が除雪をしていて道路が渋滞していたり、大型車が立ち往生していて、身動きできなくなったり。
で、会社に着いたのがお昼とかになって、「あー疲れた」と。でも、会社に行けば行ったで、除雪をして、夕方になって、結局仕事はほとんどせずに「帰ろう」と。
つまり、大雪の日に会社に行くということは、結局「渋滞に巻き込まれに行く」とか、「除雪をしに行く」みたいな感じなんですよ。
で、数年前にふと思ったんですね。「いや、そこまでして会社に行かなくてもいいんじゃないか」と。
大雪の日は、テレワークの方がいいんじゃないか?
というのも、雪国の場合、特に雪が多く降ると道路に雪が積もります。それを除雪しなきゃいけないんですよね。そうすると、除雪隊の方々は、除雪を深夜にやるわけですけど、車がいると邪魔だから、できるだけ少ないほうがいいわけじゃないですか。通常、除雪作業は深夜なんですけど、大雪になると、場合によっては朝までかかったりする場合もあるので。
また、大雪の場合、除雪隊が日中に除雪に出る場合もあるんですよ。そういったときには、車が少ないほうが絶対にいいと思うんです。
かつ、雪国って、雪がない地域に比べると過酷な環境で生活していると思うんですよね。まあ、実際に除雪の事故で、例年亡くなる方がいるぐらい、過酷な環境で生活しています。
(音声では話していませんが、大雪が降ると出勤するまえに、まず、家の前を除雪してから出勤します。そのために、多くの人は朝5時ぐらいに起きて、除雪をしてから出勤しています)
そういった環境の中で生活しているのだから、大雪の時に無理に会社に行くのは危険なんじゃないか? と。過酷な環境で働いているからこそ、大雪の日はテレワークできるんだったら、在宅でテレワークした方がいいんじゃないか、と。そっちの方が、従業員は安全が担保されるし、渋滞に巻き込まれなくてもいいじゃない……というのが、雪国テレワーク部の活動なんですよね。
職場に行かざるを得ない方々が安全に職場に行けるようにするためにも
こういう話をすると、「いやいや」と。「テレワークできる業種ばかりじゃねえぞ」という話も、当然起きて当たり前だと思うんですよね。
ですが、テレワークできる人がやれば、職場に行かざるを得ないみなさんが、安全に会社に行くためには、道路の除雪作業がちゃんと行われている必要があるし、できるだけ車は少ない方がいいわけです。
テレワークができる人が在宅勤務をしたって、減る車は数台かもしれません。だけど、もしも、こういった取り組みが広がることができたら、本来、職場に行くべきみなさんが、渋滞に巻き込まれずに、安全に行くことができるし、道路除雪をする人が、仕事がしやすくなると、僕は思うんですよ。
いや、そうは言ったって、減る車の数は、ほんの数台かもしれません。いや、その通りなんです。
だけど、雪国のみなさんは過酷な環境で生活し、働いているからこそ、本当は雪国の人の方が、テレワークができるといいんじゃないかと、僕はおもうんです。なので、#雪国テレワーク部を勝手にやっています。勝手にやっているだけで、誰に迷惑をかけるわけでもないので、今年も勝手にやります。
#雪国テレワーク部の活動の仕方
もしも、この番組を聞いたり、読んだりして、「本当そうだな」と思った方は、天気予報で大雪になりそうな日に、ハッシュタグ「#雪国テレワーク部」とつけて、「今日はテレワークをしよう」とつぶやいてください。あるいは、外に向けてつぶやくのが難しかったら、「今日はテレワークをします」と、ご自身のことをつぶやくだけでOKです。
地方に限らず、都市部でも雪が降ったときには、ぜひ無理に会社に行かなくてもテレワークで仕事がちゃんとできるのならば、ぜひいっしょに取り組みませんか?
本当は、大雪のときだけではなく、台風や地震など、自然環境の変化があったときに、仕事を継続できるようにするためにも、DXを進めるといいんですけどね。
というわけで、今日は「#雪国テレワーク部、今年も始動するぞ!」というお話でした。じゃあ、今日の話はこれで終わります。じゃあね。バイバ~イ!
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