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#315 上司や先輩からの「悪気のない価値観の押し付け」。どう伝える?

竹内義晴の「これからの働き方」――この番組は、これからの働き方、組織作り、地域づくりの実務家、竹内義晴が「楽しく働く」をテーマに、組織づくりやコミュニケーション、マーケティング、キャリアデザイン、複業、テレワーク、ワーケーションなどの視点でゆるゆると話をしていく番組です。この番組が面白かった。あるいは参考になったらフォロー・コメントなどいただけると嬉しいです。


講演に伺ったときの質問についてお話しています

いまですね。先般、ある企業さんに出向いて、世代間ギャップと多様性に関するお話をさせていただいたのですが、その時に頂いた質問についてお話しをしています。

昨日は、飲み会も含めて、若い世代とのコミュニケーションが少なくなっていくけれども「どうする?」というお話をしました。

今日は、若い世代からの質問で、先輩とか、上司とかが、悪気は多分ないとは思うのだけども、なんとなく「価値観の押し付けだと感じる時がある」と。その場合「どのように伝えればいいか?」というお話をしてみたいと思います。

上司や先輩に対して、指摘するのは難しい

先輩や上司の言動に対して「いや、それはちょっと違うだろう」「価値観の押しつけなんじゃない?」みたいに思うことって、よくあると思うんですよね。

それに対して、若い世代のみなさんが、先輩や上司に対して「それ、価値観の押し付けじゃないですか?」「本当はこうあるべきじゃないですか?」のように指摘するのは、難しいですよね。

もちろん、伝えられなくはないんでしょうけど、どうしてもバチバチやり合う感じになるし、バチバチする感じを避けるならば、「言わない」という選択をすることが、多いんじゃないかなと思います。

僕もそうです。きっとそうです。なので、実際には難しいテーマだと思います。

あと、ふと思い出すと、僕も過去には失敗した経験があるので「こうすればいいですよ」というようなアドバイスができる立場でもありません。

どうしても伝えなければならないことも

一方で、先日「ネガティブなことをどうしても伝えなければならない」ことがありました。詳しくはお話できませんが、ある想定で話をしていたことに対して、急に先方の解釈によって話が変わってしまって、「あれ、このままだとちょっとまずい状況になるな」ということがありました。

あと、これは1年ほど前の出来事ですけれども、一方的な価値観の押し付けによって、「これはトラブルになっちゃうな」みたいな経験もあります。

なので、僕もミスをするし、必ずしもすべてうまくいく、すべて理想通りに回避できるわけではまいし、アドバイスできる立場ではないのですが、それでも1つ、うまく気づいてもらえるかどうかわからないけれども、言いづらいことを伝える方法はあるな……と。

YouメッセージとIメッセージ

それは、「Iメッセージ」という方法です。

物事の伝え方には、「Youメッセージ」の場合と、「Iメッセージ」の場合があります。ここで言う「You」や「I」が何を指すのか? というと主語ですね。「Youメッセージ」は「あなた」が主語。「Iメッセージ」は「わたし」が主語です。

Youメッセージのように「あなたは」を主語にした場合、「あなたは、〇〇が問題なので、□□してください」のように、相手の問題を指摘して、改善点を要求するみたいな言い方になります。

一方、Iメッセージ、つまり「わたしは」を主語にする伝え方は、「わたしは〇〇だと思いました」のように、「わたしは何を感じているのか?」ということを伝える伝え方です。

Iメッセージの具体例

これだけではわからないかもしれないので、具体的な事例でお話します。

先日、ある方(組織?)とやりとりしている事柄があったんですよね。そのなかで、想定外のことがあって、「あれ? これ、ちょっと想定外だな」と。「いま、伝えておかないとまずいな」と思ったんです。

そのとき僕は、どのように伝えたかというと、まずは「ご連絡をいただいて、とてもありがたいです」と、感謝の気持ちを伝えました。

そのあとで「一方で、その〇〇は想定外で、少しびっくりしました」のように、「わたしはびっくりしています」という伝え方をしたんです。

これをもし、「あなたのそのやり方は問題じゃないですか?」「本来だったら、もうちょっと手順を踏むべきではないですか?」みたいな伝え方をしてしまったら、バチバチやり合う感じになって、信頼関係を崩すことになってしまう恐れがあります。それは避けたかった……。

そこで、最初に感謝を述べたのちに、「その進め方は想定してなかったので、びっくりしました」のように、「わたし」の気持ちを伝える形で伝えました。

Iメッセージはオンラインコミュニケーションでも有効

あとは、オンラインでコミュニケーションでも、意識的にIメッセージを使っています。「あなたは」と言う方は、どうしても責め立てたり、批判したりする言い方になってしまうので、「わたしは、〇〇にしていただけると嬉しいです」のような伝え方をしています。

このような伝え方をすることで、改善をさりげなく要求することができます。こういった伝え方は、よくしますかね。

なので、上司や先輩から、悪気のない価値観の押し付けを感じたならば、「ちょっとびっくりしました」とか、「〇〇のような伝え方をしていただけると嬉しいです」みたいに、「わたし」を主語にして伝えると、そんなにバチバチやり合わずに、うまく気づいてもらえるような伝え方ができるんじゃないかと思います。

正解というつもりはまったくありませんが、何かしらのヒントになれば嬉しいです。

じゃあ、今日の話はこれで終わりにします。じゃあね。バイバ~イ!

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