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大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう! Vol10. 霧生 彩乃(きりきり)

やっほー!
シゴト場カケルメンバーのまーしーです!


シゴト場カケルは、鳥取大山(だいせん)を拠点にした紹介制のシェアオフィス、さまざまなメンバーがあつまる場です。今回はインタビュー企画「大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう! 」の第十弾です!



インタビューのきっかけ…


シゴト場カケルは、クラウドファンディングのサポートなどさまざまな挑戦を応援しています。そんな応援プロジェクトの一つとして、実施しているのが「小さな投資プロジェクト」です。やりたいことがある人に、資金を提供し、応援をする仕組みです。


実は、資金だけでなく、相談したいことがあれば、カケルメンバーに相談することも可能だったりします。……となれば!!もう少しカケルメンバーを知ってもらえる機会を増やしたい…。そして、単純に何をしてるか改めて聞いてみたい。


そんな思いから始まったのが、カケルメンバーへのインタビュー企画です。「大山」に関わる質問を通して、改めて「大山」や「カケルメンバー」のことを少しだけ浮き彫りにできればいいな。




インタビュー企画第十弾のお話相手は、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科に通いながら、鳥取県大山町の地域おこし研究員として、二年目を迎えた”きりきり”こと霧生 彩乃さん(以下きりきり)。


東京都町田市出身で、小さい頃から植物を育てることや食べることが好きで、自然と農業にも興味を持つように。東京農業大学の学部生時代には、全国各地の農家を回り、そこから農業による地域活性化に携わりたいと思うようになりました。


現在は地域おこし研究員として、農業を通じた人々の交流づくり、農業における起業家教育プログラムの開発に取り組んでいます。そんなきりきりに現在の活動や、「大山」のことについてあれこれとお聞きました。それではご覧ください…どうぞ!🙆



カケルメンバーインタビュー:きりきり(霧生 彩乃)


ー何がキッカケで大山と関わり始めたのですか。


きりきり
:大山町に住み始めたのは2022年8月からで、協力隊研究員になったのは2022年4月からです。元々地域おこしみたいな所に興味があったのと、農業で自分で何かしたいなという思いがあったので、大学でも地域づくりを学びたいと思っていました。そこで「大学院 地域おこし」で検索したら、今通っている慶応のSFCの地域おこし研究員制度というのを見つけて…。


その制度をしている地域がいくつかあって、その中に大山町も入っていたんです。当時大山町で地域おこし研究員をしていた松浦さん(パワー)に、大学院入学前に相談に乗ってもらい、大山町に行ってみることになりました。
※松浦さん関連記事「大山のこと!カケルメンバーに聞いてみよう! Vol1. 松浦 生(週末住人Inc.代表)」)


まーしー:そうなんだね。他にも制度を使っている地域があったと思うのだけど、ほかの地域も見に行ったりしたのかな?


きりきり:他の地域含めると10地域以上ありますが、ほかは見てないですね。大学院の指導教員の先生に、松浦さんを紹介していただいて初めてオンラインで会って、その流れで自然に大山にやってきてましたね。


まーしー:はじめて大山に訪れた時はどんな過ごし方したの?


きりきり:2021年3月に初めて来ました。1週間くらい滞在しましたね。農家さんのところでしたお花見で、まーしーさんにも初めて会ったと思います。松浦さんに色々な地域の人を紹介してもらったり、農家さんの所に行ったり。なんかすごい人も良いし、野菜もすごい美味しいし、農業も盛んですごい面白い町だなと。「自分もここでやりたいなぁ」と思って来た感じです。


ー鳥取大山はどんな場所だと思いますか?


きりきり:景色が良いです。海も見えるし、大山がどこにいても見えるし、田んぼもすごく広がっていて…いるだけで気持ちが良い、楽しいと感じる場所ですね。


大山の人はやりたいことを応援してくれる人がすごい多いと思っていて、やりたいと思った時に恐れずに挑戦できるな
と感じて、みんなすごく優しいです。「やっちゃえば!」という感じです。


他の地域だともっと距離がある気がします。大山の場合だと、初めて来たときも相談に乗ってくれたり応援してくれる…初めてでも壁がなくグッと近いイメージ。初めて感じたイメージのまま今に繋がっていますね。


まーしー:初めて感じたイメージのまま深まっているのがいいね。ちなみに訪れる前はどんなイメージを持ってた?


きりきり:結構田舎のイメージがあって、スーパーとかも全然ないんだろうなと思ったりとか…そこまで調べてはいなかったので、こんな綺麗な海が見えると思っていなかったし、山の中にある結構な田舎を想像していました。


今、鳥取や大山で進めているプロジェクトはありますか?


きりきり中学生や大学生と一緒に野菜を栽培したり、栽培した野菜を用いた料理とか加工品を考えたり、地域のイベントで販売する「アグリ起業部」という活動をしています。活動自体は一年半続けていて、子供たちも楽しそうにしてくれていたり、「来年度も参加したい」「高校生になっても参加したいなぁ」と話してくれる中学生もいて、こんなに必要とされている取り組みなんだなと感じています。


まーしー:参加してる人のリアルな声は嬉しいね。来年度もアグリ起業は続くのかな?


きりきり:来年度も続けたい。私が大山にずっといるかは分からないので、私がいなくても活動が回っていくような仕組みづくりがしたいなと思っています。三年目はその仕組みづくりに力を入れたいなという感じです。関わってくれていた人たちを運営側にという仕組みが一番良いですね。仕組みはこれから考えます。どうしたらいいか…。


まーしー:きりきり単独でやるのか、引継ぎ団体をみつけるのか、そのあたりのバランスかもだね。続けていくにも、今は収益をガッツリあげるような事業には見えないのだけど、今後はどんな形で残していくのを考えてる?


きりきり:私的には貢献活動として続けていきたいなぁと。農家になりたいとずっと思っていたので、農業をやりながら貢献活動でアグリ起業部やるみたいな道が一番良いかなと思っていたりもして…。


まーしー:きりきりも農業を始めるってこと?!


きりきり:模索中です…。一部の畑は子供たちと育てる用に使って、他の畑は自分で売る用に使うみたいにできるしなーと思って。


まーしー:やりながら模索していこう。ちなみにこのプロジェクトに関わる方法はあるのかな?


きりきり:あります。アグリ起業部の中高生は、興味ある人はぜひ参加してほしいですね。来年も実施期間は、4~10月になると思います。一緒に受け入れ側の活動もできます。「農キャリア旅」という企画で、鳥取県大山に滞在しながら「アグリ起業部」のお手伝いもしてもらいます。今年も大学生が、短期滞在で一緒にサポートしてくれました。それ以外の期間でもぜひ相談してくれればですね。


まーしー:今年も農大山が定期的に大山にきてたもんね。滞在費も無料だし、農業に興味ある大学生はぜひ大歓迎だね。
(関連資料:「農キャリア旅」)


ー最後に…!この相談ならお任せください!ってことを教えてください。


きりきり農業関係の相談なら乗れます。農家さんを紹介したりとか、あとは自分が農作業したいので、農家さんとか逆に呼んでくれたら嬉しいです。あ!農大で進路に迷っている人の相談もお任せください。


まーしー:おお!農大で進路に迷っている相談は、当事者だったきりきりだからこそ、のれる相談だね!もう進路で迷ってる人は「農キャリア旅」や「鳥取ワーホリ」で鳥取大山にきちゃうのがいいね。


話し手:霧生 彩乃(慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 / 鳥取県大山町地域おこし研究員 )
聞き手・書き手:佐々木 正志(合同会社sunsunto)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です



以上、十人目のカケルメンバーインタビューはきりきりでした。


この一年半で、根をはり地元の子達と一緒に取り組む「アグリ起業部」をしながら、外部の人も関われる「アグリ起業部」のサポートや「農キャリア旅」を同時並行で形にしたきりきり。


「アグリ起業部」をしているからこそ、外部の人が大山に訪れた時に「根」に触れてもらえる土台があると感じます。試行しながら、形にしているのがすごいっす。


三年目、「アグリ起業部」を続けていくため、きりきりの仕組み作りへの挑戦。全力で応援…!「協力するよ!」「アイデアあるよ!」「こんな連携の仕方どう?」そんなサポーターズは、ぜひ声かけてくださいね。改めて、きりきりインタビュー協力ありがとうございました。


引き続き、小さな投資PJでは、「カケルチャレンジャーとして何かやってみたい!(挑戦メンバー)」「鳥取や大山でチャレンジする人をサポートしたい!(寄付メンバー)」という方を募集しています!ぜひ興味あれば、下記ご覧ください、あなたにお会いできるのを楽しみにしています!


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