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【CF実行者インタビュー#10】鳥取からつなぎやの蕎麦の魅力を全国へ!


プロジェクト名:鳥取倉吉発!生蕎麦の製品化で、つなぎやの九割蕎麦を全国へ届けたい!


2019年9月、鳥取県倉吉市に誕生した本格蕎麦居酒屋「そば酒房 つなぎや」。お店の店主は、赤髪がチャームポイントの遠藤未里さん。これまで店舗でしか味わえなかったつなぎやの蕎麦を、手軽にお家で楽しんでもらいたい。そんな想いから、生蕎麦の商品化と「つなぎや製麺所」の設立のため、クラウドファンディングに挑戦されました。

元々は蕎麦嫌いだったという遠藤さん。そこからなぜ蕎麦屋を立ち上げ、多くの人に愛されるお店になったのでしょうか?

(クラウドファンディングプロジェクトページはこちら「鳥取倉吉発!生蕎麦の製品化で、つなぎやの九割蕎麦を全国へ届けたい!」)


ご縁がつながって鳥取・倉吉でお店をスタートすることに


ープロジェクトを始めたきっかけは何ですか?


話すととても長くなります(笑)。元々私は小さい頃から大のそば嫌いで、年越しの日一人だけうどんを食べているほど。けれど、20歳の時にお手伝いを始めたお寺の和尚さんが大のそば好きで、よく食べに連れて行ってもらう中で、本物のそばの美味しさを知りました。

その後よく通っていたそば屋さんでアルバイトを始めました。調理の専門学校に通っていたこともあって、大将が私にそばを打ってみないかと声をかけてくださり試しにやってみることに。職人技にすごく感動しました。

そばの魅力に気づき始めて自分のお店を持つと決め、21歳という若さで、全国で100人もいない女性のそば職人というキャッチコピーで売り出すことに決めました。

最初は、とにかく人脈を増やす目的でチャレンジショップからスタート。採算度外視で、自分の作ったそばを色んな人に振る舞ってどれだけ評価してもらえるかなということを考えながらやっていました。

1年半続け、今後のお誘いを2ついただきました。一つ目が、町の観光施設でそば屋をしないかというお声がけ、二つ目は、倉吉に来てお店をやってもらいたいというお店の常連さんからのお誘いでした。

どちらでそばを届けようかと考えた時に、「もし明日自分が死ぬとして最後に食べれるとしたら、ここの蕎麦を食べたい」とまで言ってくださる常連さんの言葉についていきたいなと。元々倉吉から来てくださっているお客さんが多かったこと、鳥取の中部にそば屋さんが少なかったことも重なり、鳥取・倉吉でお店を開くことになりました。



ークラウドファンディングをしようとおもったキッカケは?


倉吉でお店を始めて今年で5年目になります。新型コロナウイルスの打撃を受けつつも、お店の経営が落ち着いてきてスタッフにも仕事を任せられる体制になってきました。ちょっとずつ余裕が出てきたので、これを機にずっと始めたいと思っていたそばの製造を始めようかなと思いました。

クラウドファンディングという方法を選んだのも、お店のことをより知ってもらえるきっかけにもつながると思ったからです。地域キュレーターであるまーしーさんとのご縁もあって、今回シゴト場カケルのクラウドファンディングのサポートを利用して、プロジェクトを始めました。


「絶対大丈夫」という前向きな言葉でやり切ることができた


ー実際サポートを受けてみていかがでしたか?


目標金額に達成するまで「絶対大丈夫!」と、不安にならないよう常に声掛けをいただき、絶対達成してやるぞという強い気持ちを持ち続けることができました。今回はチラシの作成もお願いさせていただきましたが、チラシがあることでお客様にも広めやすかったです。

クラウドファンディングのサポート経験があるベテランの方だったので、すごく参考になりました。私の場合は、お店の営業もしながらクラウドファンディングのプロジェクトを進めていたので、1人だったら時間が足りていなかったと思います。

サポーターのまーしーさんからは、「こういう準備して、こういう文章書いてください」と宿題のようにやるべきことを教えていただき、それに答えていくという形だったので楽でしたね。


プロジェクトを通して自分の想いに改めて気づかされた


ークラウドファンディングを振り返って気づいたことはありますか?


クラウドファンディングサイトでの活動報告を通して、このプロジェクトにかける想いに自分自身改めて気づかされることがありました。クラウドファンディングに挑戦するまでにあったこと、全部まとめて私のこれまでだな、と振り返ることができましたね。私は想いが溢れる度にひたすら文字に書き起こしていました。

このプロジェクトへかけた想いは、一番身近にいてくれる方たちを支えたいということ。そのために、金銭面での安定だったり、自分自身の体も大事にしていきたいなという気持ちがありますね。


つなぎや蕎麦を手軽に食べてもらえるよう、まさに奮闘中!


現在のプロジェクト進捗を教えてください。


今回のクラウドファンディング達成でいただいた資金は、つなぎや製麺所の立ち上げと急速凍結機へあてさせていただく予定です。その他の工程を補うために、今は別の補助金の申請をしている段階です。 

これから工事に入り、機器を導入し、必要なものを発注して全部準備が整えば、手軽に食べられるつなぎや蕎麦の販売をスタートする予定です。まさにこれからですね。こういう商品を作りたい!という構想は前からずっと持っていたので、これからどんどん形にしていくだけです。


とにかく食べてみれば分かる!つなぎや蕎麦の美味しさをどこでも楽しんでいただくために


ー今後やっていきたいことはなんですか?


急速凍結機を導入することで、職人に頼りきらない経営ができるようになれればいいなと考えています。瞬間冷凍してそばを保存できるようになれれば他の業務に割ける時間が増えるため、つなぎや蕎麦の2店舗目を計画したり、鳥取・倉吉以外でも、通販や道の駅、旅館やホテルなど、様々な場所でつなぎやの蕎麦を食べてもらえるようにしていきたいなと思います。

蕎麦にはとことんこだわりが詰まっているので、とりあえず食べに来てみてください!(笑)。実際うちに来てくださったお客さんの中にも、そばが苦手だったけれどうちの蕎麦を食べて好きになってくれた方は結構多いですね。そば嫌いだった人が上手いと思って作っている蕎麦なので、ぜひ食べに来てもらえたらなと思います。


自分が思い描く「こうしていきたい」を叶えていくために


ー最後に今後クラファンに挑戦する人に向けてアドバイスがあればお願いします!


クラウドファンディングを進める上でサポートしてくださる方がいれば、頼れるところは頼るのが良いと思います。クラウドファンディングに関して私も何も分からなかったし、今後こうしていきたいなという構想はいろいろあってもそれをどう表現していったらいいのかは全然分からなかったので、今回サポートを受けて良かったなと思っています。


気さくにインタビューに答えていただき、つなぎや蕎麦の美味しさだけではなく、遠藤さんのお人柄もお店の魅力の一つだと感じました。インタビューへのご協力ありがとうございました!!


話し手:遠藤未里さん
聞き手・書き手:芹川朋花(合同会社sunsunto)
※文中の記述はインタビュー当時の内容です。

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