夢だけじゃ食べてけない。星空の小さな図書館は"できる範囲"からはじまった
「星空の小さな図書館」は民間の図書館。三星千絵さんは、移住先の千葉県いすみ市で、ゼロから図書館を立ち上げました。
多くの人に協力を得ながら始めた図書館作りは、納屋の改修から始まったそう。壁塗りやカウンターづくりなど、本格的すぎるDIYの作業の数々は簡単ではありません。
しかし、週末になると県外からも「面白そう」、「一緒にやりたい」と有志が集まってくれました。
こうして、ふらりと立ち寄りたくなるような空間が生まれ、「マイクロ・ライブラリー・アワード」で表彰されるまでになります。
もとは東京都内で働いていた三星さん。
毎日は充実していましたが、日々働くうちに「仕事と私生活が分断された暮らし」に違和感を持つようになったそう。
自分が本当にやりたいことを見つめ直した結果、ある雑誌を読んだことがきっかけとなり、千葉県のいすみ市へと訪れます。
足を運ぶうちに人とのつながりができ、まちの雰囲気にも惹かれて2011年には移住を決意。
一人暮らしをへて、古民家でのシェアハウスや図書館、さらにはシェアオフィス事業などを立ち上げました。
地域の人を巻き込みながら、長期的な目線で事業を続けてきた三星さん。
でも、その様子に無理や気負いは感じられません。
「『こんなのがあったらいいいよね』という声があれば、いまの自分のできる範囲でできることはないか考えます。
ちょっと背伸びしてできそうだったら、長い目でみて挑戦することもありますが、キャパシティはいつも考えて、自分たちがいまできることでやってみたいことを選んできました」(三星千絵さん)
図書館を続けていくためには、「理想と現実のバランスが大事」と話します。
そのバランスはどうやったら取れるのでしょう?
自分らしく働くとはどういうこと?
三星さんに会って聞いてみたい方には、こんな旅をおススメします。
★ゼロから立ち上げたまちの図書館で、本に囲まれた仕事を始めようー小さな民間図書館の館長になる旅
★地域で光り続けたい! 「星空の家」に宿る想いを伝えるための知恵。古民家シェアハウスは次の時代へーシェアハウスオーナーになる旅ー
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