見出し画像

64歳の就活ノート7 人材派遣会社に登録してみた2 [プロセス]

コロナ禍の影響もあるのでしょうが、人材派遣会社への登録作業は全てオンラインでできました。私の場合はシニア・トライアルという事業を東京都から4年連続で請け負っているA社を選んで昨年の12月に登録してみました。

前回のブログの通りA社そのものがシニアの労働市場に積極的かというと、そうでもないのですが、一から別の派遣会社を探すのも面倒だったので「とりあえず」選びました。

まずはA社のホームページに行って、画面の右上にある「登録」ボタンをクリックしてスタートです。名前や住所、電話番号とメールアドレスなどを入力し、A社の個人情報の取り扱いやサービス利用規約への同意をクリックすると次のステップです。

入力したメルアド宛てにA社から認証メールが届くので、そこでパスワードを設定し、A社のホームページに「my page」を作ってさらに細かい情報(プロフィール)を入力していきます。この第二ステップが終わると、第3ステップは職務経歴書の入力です。その次が最終ステップで勤務条件などを入力します。

これらの入力の他に簡単な性格テストのようなものがあって、テスト用のリンクが登録したメルアドに送られてきます。そのリンクを開いて、性格テストを受けます。たしか20分ぐらいで終わる簡単なものでした。たとえば「職場ではリーダシップを取るほうだ」に「はい・いいえ・どちらともいえない」の三択で答えるようなタイプの問題が次々に出てきました。

一問だけ「あ、間違えた」と思ったものがあったのですが、「戻るボタン」も「取消しボタン」もなく、修正方法が分からなかったので、先に進みました。あれで私の性格は「ゆがんで」測られてしまったかも…。

テストの後でメール連絡があり、数日後に電話での「面談」をすることになりました。メールで示されていた時刻通りに電話が鳴り、男性スタッフが私の入力した経歴書や勤務条件などを丁寧な口調で確認していきました。

私は転職経験があるので、転職理由を中心に質問されました。それからmy pageのプロフィール欄で未記入だった2つの項目「仕事の志向性」と「キャリアビジョン」についても質問されました。この2項目はどのように書いていいかよくわからず、空欄のままでした。

でも、志向性については「例えばどういう時にやりがいや喜びを感じたかを教えてもらえますか」と聞かれ、キャリアビジョンについては「これからどんなふうに働いていきたいですか」と聞かれて、それに答えると、その男性スタッフが私の言葉を拾っててタイプしてくれました。

私はオンラインのテストで一問だけ答えの選択を間違えたことと、それによってテスト結果に何らかの齟齬が生じるのではないかという危惧を伝えましたが、特に明確なアドバイスも返事ももらえませんでした。私の性格、どんな判定になってるんだろ。気になるなあ。

電話面談はだいたい30分ぐらいだったと思います。面談の最後に「質問はありますか」と聞かれたので、60代でも派遣の仕事はあるのかと聞いてみました。するとけっこう渋い返事でした。「あるとすれば官公庁あたりですかねえ…」「同じぐらいの能力なら、社内の営業会議でもどうしても若い人が選ばれる傾向があるんですよ…」

嘘をついても仕方がないからなのか、わりと率直に答えてくれました。ただ、何をもって「同じぐらいの能力」と測るのかは不明です。同じような資格を持っていたとしても「経験値」でいえば圧倒的にシニアのほうがあるわけだし。
 でも、とにかく登録プロセスはこれで終了し、私の人材派遣への扉は開かれたのでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?