アルバイト、始めました。

アルバイトとはいえ仕事を始めるとそれなりに忙しくなり、noteもしばらく遠ざかっていました。
 
アルバイトとパートの違いって何だろう。時短(1日7時間)で週に4日はパートかな。とにかく正規の人が1日7時間45分、週に5日働くのに比べて短い時間の仕事です。

もちろん給料だって安いですよ。時給918円に地域調整手当とかいうのがついてやっと1100円ぐらい。都の最低賃金が1040円だから、ほんのちょっと「色」をつけましたということでしょうか。

都内の某役所での仕事です。ホームページによると事務補佐となっているから、コピー取りとかお茶くみとか郵便局までのパシリとかPCでの資料作りとかの雑用なんだろうと思っていたら、けっこう正規の職員並みの仕事をさせられます。

え?
それでこの賃金?
役所なので、社会保険などは法律の規定に基づいてしっかり加入しているから、もらっている賃金に+αがついているのは分かるけど…。

職場は正職員と派遣職員とアルバイトが混在しています。
どう考えても一番いいのは派遣さんかなあ。
だって時給が全然違うでしょう。
さすがに時給がいくらかは聞けずにいるのですが、事務職でも1500円ぐらいにはなると思います。それに交通費や有休もついて、社会保険もついているみたい(勤務条件によるみたいだけど)。

で、そのおおもとのお金は役所の人件費だから、そんなお金のかかる人(派遣)を大勢は雇えない。
なので、お安いアルバイトの雇用となるみたいです。
雇う側からすれば派遣会社が「能力」を担保してくれる派遣社員と違って、アルバイトは当たりはずれが大きいけれど、安く雇えるから上手く使いこなして人手不足を乗り切ろうということなのでしょう。

アルバイトは直接雇用なので、派遣さんでは触れない内部のシステムにも入れたりしちゃいます。それがまた悩みの種で、内部システムに入れるせいで妙に責任のある仕事が増えるわけです。

それとアルバイトは「年度任用」という形で毎年4月からよく3月にかけての1年雇用になります。1年契約なら有休もつくけれど、私は1月から働き出したので有休は無し。さらに来年度の予算が決まるまでは、翌年の雇用がどうなるかも分からない不安定な身分です。

ですから、私はとっとと次のアルバイトを探して、万が一来年度の予算がつかなくても困らないようにしました。
結果的には2月下旬に来年度の予算がついたと言われましたが、お断りしました。
この3月31日で今のアルバイトは辞めます。
4月1日から次の仕事を始めますから。アルバイトですけれどね。

この2か月はとてもいい勉強になりました。皮肉ではなく、地方自治体の役所(の忙しい部署)がどうなっているかというのがよーく分かったからです。

地方公務員なんて給料は高くて、仕事は楽で「天国」みたいに言われているし、実際そういう役所や部署もあるのかもしれません。
でも、こんなアルバイトを頼りにしないとやっていけない部署もあるし、結構大変な思いをしながら働いてる職員もいるし。

今の直属の上司は異動願いを出し、聞き入れられなければ休職すると言い出しました。コロナでなければ退職して食べ物屋をやりたいそうです。
東京6大学の有名校を卒業して3年目になる若い職員はこの3月で退職するそうです。世間から見たら「せっかく安定したいい仕事につけたのに」ってことなんでしょうけど。

人生いろいろですね。私のシニア就職報告はまだ続きます。

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