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スペイン巡礼の旅の話を聞いた 2014年1月29日

  自称「ますますファンになった女」神垣です。

 スペイン巡礼の旅の話を

 聞きました・・・


 四国のお遍路さんのような巡礼の道が
 スペインにもあるそうな。

 実際に夫婦でその巡礼の道を歩いたという人の
 話を聞きに行きました。

 語るのは
 わたしがファンの広島のパン屋さん
 ドリアンの田村陽至さん。

 地元のパン屋の三代目にして
 元・登山ガイドで、モンゴルでエコツアーを企画していたという
 面白い経歴の人で、石窯でおいしいパンを焼いているパン職人です。

 昨年、店を1年間閉め
 ヨーロッパへ夫婦でパン修行に出た折
 40日1000キロのスペイン巡礼を敢行。

 その様子を旅の写真と共に紹介する
 公民館の講座があり、参加したのです。

 足への負担になるからと
 不要な荷物を日本へ送り返し
 45キロに減量(それでも45キロもある!)した
 バックパックを背負い、ひたすら土の道を歩く……

 そこで出会った人、食、風景を
 ひょうひょうとした語り口で
 紹介してくれる田村さん。

 宿で出される「巡礼定食」のおいしさとか
 アメリカ人巡礼者は、Wi-FiさえあればオールOKで
 彼らに勧められた宿はイマイチなところが多かったとか
 スペインの食の感覚は日本に通じるものがあり、うれしくなったとか

 「旅するパン屋」と自称する彼が
 実に楽しそうに話すものだから
 こちらもすっかり「行った気」になり
 心和みました。

 ごはんが主食の国で
 パンを焼くことをなりわいにしている
 田村さんですが

 彼の焼くパンはごはんのように毎日食べられる
 普段着のパンです。

 旅での経験が、彼の焼くパンを
 一層おいしくしているような気がします。

(VOL.2116 2014年1月29日配信 メールマガジン あとがきより)


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