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霞と霧の違いは・・・2021年4月22日

    おはようございます。自称「考えたこともなかった女」
 神垣です。

 「霞(かすみ)」と「霧(きり)」

 の違いをご存じですか?

 わたしは知りませんでした。

 似たような気象現象ですが
 春が「霞」で、秋が「霧」と
 俳句の世界では分けて考えられています。

 霧は、深く立ちこめるもので、
 霞は、ぼんやりとかすかなもの、ほのかな自然状態を
 いうものという違いがあるようです。

 春の「霞」ですが
 俳句では、昼と夜で呼び名が変わります。
 
 夕方までは「霞」と言い、
 夜からは「朧(おぼろ)」。

 水蒸気を多く含む大気によって
 月の形が朦朧とかすんで見えることを指して
「朧月」「朧月夜」と言いますが

 同じ気象現象でも
 夕方までは「霞」で、「夕霞」という言葉があります。

 歳時記をめくっていて
 上記の違いを知りました。

 四季の変化がある日本ならではの表現ですよね。

 ▼きごさい歳時記

ちなみに、気象用語としては
「霧」は定義がありますが、「靄」は定義されてないようです。

 ▼気象庁 天気予報等で用いる霧や視程に関する用語

(2021年4月22日 VOL.3754配信 メールマガジン あとがきより)



 

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