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個人吟詠家が自立するための「弱者の戦略」

こんにちは、heyheyです。
今日は個人吟詠家が自立するための「弱者の戦略」についてお話します。

今回の内容は、まちづくり専門家である木下斉さんによる「ジブン株式会社ビジネススクール」の内容をもとに考えた内容となります

詩吟を広めていくためには2つの方向性が必要だと思っています。

ひとつは「詩吟の魅力を広めていく活動」
もうひとつは「詩吟が上手な"個人吟詠家"がそのスキルを活かし、自立できていく仕組みを作る活動」です。

今回は2つ目の方向性について、木下斉さんの「弱者の戦略」という内容をもとに考えたものになります。


なぜ弱者の戦略が必要か

個人で詩吟を広めようとする時、大手メディアや大規模な組織と同じ土俵で戦うのは現実的ではありません。

仮にテレビに出演できたとしても、一瞬で流れてしまいます。
雑誌に一時掲載されたとしても、その効果は超限定的です。

これらの活動は、競合相手が「興味関心を惹く数多のコンテンツ」であるため、まともに戦っては勝ち目がありません。
そこで、弱者ならではの戦略が必要になってきます。

この戦略は、主に3つのポイントに分けられます:

  1. 局地戦を行う

  2. 接近戦を行う

  3. 1対1で戦う

これらの戦略を詳しく見ていきましょう。

1. 局地戦を行う

局地戦とは、自分が戦えるフィールドで戦うことです。とてもおおざっぱに捉えるならば、詩吟を業界外の人々に向けて分かりやすく発信することを意味します。

業界内だけで発信しても広がりはほとんどありません。しかし、一般の人々に向けて詩吟の魅力を伝えることで、新たな可能性が開けます。

例えば、私がYouTubeで詩吟チャンネルを運営していることも、この局地戦の一例と言えるでしょう。ピアノやボイトレのような一般的なジャンルではなく、詩吟という特殊なジャンルに特化することで、独自の位置を確立できています。

2. 接近戦を行う

接近戦は、勝てる相手に対して近づいて戦うことです。つまり、詩吟の魅力を感じやすい人たちをターゲットにすることです。

漠然と全ての人に向けて発信しても、効果は薄いでしょう。むしろ、以下のような人々に焦点を当てるべきです:

  • 日本の伝統芸能に興味がある人

  • 他の伝統芸能を経験したことがある人

  • 日本文化に興味のある外国人

  • 和楽器バンドのような現代的な和風音楽に興味を持った人

  • アクティブシニアの方々

これらの人々にオンラインとオフラインを使って近づき、彼らのニーズに合わせた形(文字、音声、動画、マンガ、講座など)で詩吟の魅力を伝えていくことが重要です。

私自身、高齢者施設で詩吟の体験講座を行う予定があります。これも接近戦の一例と言えるでしょう。直接会って、相手のニーズを理解し、それに合わせた形で詩吟を伝えていくのです。

3. 1対1で戦う

1対1の戦いは、あまり具体的な内容は思いついていませんが、個人的なアプローチを意味するかと思います。

  • 企業経営者に直接会って詩吟をもとにした和声ボイストレーニングを提案する

  • 病院や施設の責任者に詩吟の健康増進効果を活用して講座の営業をかける

このようなアプローチは、窓口よりも直接話す機会があればそちらを活用した方が断然効果があるように思っています。

まとめ

個人吟営化における弱者の戦略は以下の3点です:

  1. 局地戦:業界外の人々に向けて詩吟の魅力を発信する

  2. 接近戦:詩吟に興味を持ちやすい層をターゲットにする

  3. 1対1の戦い:個別のアプローチを行う

これらの戦略を組み合わせることで、大手や組織に頼らず、個人でも詩吟を広め、生計を立てていくことがより現実的になっていくと思います。


今回の内容は以下のYouTubeからでも聴けます。
後半では実際に私が日替わりで漢詩を選んで吟じているので、良ければチャンネル登録お願いします♪

本日は以上となります。
今後も一緒に、コツコツと吟道を歩んでいきましょう!

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