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【難しい!!】詩吟のアクセントは三次元でとらえよう

こんにちは、heyheyです。
今日は「詩吟のアクセントは三次元でとらえよう」というテーマについてお話します。

最近、2年ぶりに詩吟の稽古に行ってきました。
そこで先生から教えていただいた、アクセントに関する新しい考え方を共有したいと思います。

正直なところ、私自身もまだ完全に理解できているわけではありません。
むしろ、この記事は自分自身のためでもあります(苦笑)。先生の言葉の意味を整理し、より深く理解するためのものです💦

きっと難しい内容になるかもしれませんが、良ければ最後まで読んでみてください!


1. アクセントの基本

まず、アクセントの基本をおさらいしましょう。
大まかに分けると、頭高(あたまだか)と平板(へいばん)の2種類があります。

  1. 頭高:最初の音が高く、次の音から低くなる
    例:「夜(よる)」「天(てん)」

  2. 平板:最初の音が低く、2音目から高くなってそのまま続く
    例:「鞭声(べんせい)」「粛々(しゅくしゅく)」

これまで私は、アクセントを単純に「音程の高低だけ」で表現し、説明してきました。しかし、どうやらそれだけでは不十分だったようです。

2. 三次元的アクセント

先生から教わったのは、アクセントを「三次元的」に考えるという方法です。これは、単に音の高低だけでなく、声の位置や方向性も意識するという考え方です。

具体的に説明していきましょう。

頭高型の場合(例:「夜」)

「夜(よる)」のような頭高の場合:

  1. 最初の高い音(「よ」):口の近く、正面あたりに置く

  2. 次の低くなる音(「る」):少し遠く、斜め上の方に置く

つまり、「よ↑る↓」と発音する時、手前から奥へ持っていく感じになります。

平板型の場合(例:「便性」)

「鞭声(べんせい)」のような平板の場合:

  1. 最初の低い音(「べ」):遠くに置く

  2. 次の高くなる音(「んせい」):手前に置く

つまり、「べ↑んせい」と発音する時は、遠くから手前に持ってくる感じになります。

3. なぜ三次元的に考えるのか

この「三次元的アクセント」の考え方は、単に音の高低だけでなく、声の空間的な位置や方向性も意識することで、よりアクセントを聞き取りやすくする工夫だと僕は認識しています。

(言い方はアレですが)詩吟大会の審査員の方には年配の方々も多くいて、耳が少し遠い場合もあります。そのような方たちにとっても、アクセントがより明瞭に聞こえるようにする必要性がある、とのことです。

とはいえ、音程の上げ下げプラス、音の奥行まで考えると大変です。理解して会得するまでにまだ時間がかかりそうですね💦

4. 今回の気付き

この新しい考え方を教わって、改めて詩吟の奥深さを感じました。
20年以上詩吟を続けてきた私でも、まだまだ学ぶことがたくさんあるんだなと実感しています。

正直に言うと、先生の言っていることがよく理解できないときも多々あります。でも、そういう「よくわからない」ことに対して、自分なりに仮説を作って、実践してみる。日常から何かヒントが無いか考えてみる。この記事のように発信してみる。

そうすることで、「よくわからない」が少しずつ前進していくように思います。また、この「よくわからん!もっと分かりやすく教えて!!」というストレス(笑)は、私の発信の大きなモチベーションにもなっています。

私の20年以上ため込んできた、「先生何言ってるんだろう、わけわからん!!」というエネルギーを善用して、少しでも皆さんのお役に立てられたらと思います😆

まとめ

詩吟のアクセントを三次元的に考えるという新しい視点について簡単にまとめました:

  1. アクセントは単なる音の高低だけでなく、空間的な位置も意識する

  2. 頭高(あたまだか)は最初の音を手前に、次の音を遠くに

  3. 平板(へいばん)は最初の音を遠くに、次の音を手前に

今回の内容は以下のYouTubeからでも聴けます。
後半では実際に私が日替わりで漢詩を選んで吟じているので、良ければチャンネル登録お願いします♪


本日は以上となります。
今後も一緒に、コツコツと吟道を歩んでいきましょう!

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