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高校野球⚾️大坂

豊中ローズ球場に行ってきました。

豊中ローズ球場

高校野球発祥の地、これは今の甲子園の始まり、第一回の全国野球大会が開催されたのが豊中球場だったということです。1915年京都二中が優勝しています。大正時代ですよ。凄いですね。昨年の仙台育英の優勝で東北勢が初の優勝という重みが増す、そんな歴史感です。

今日の対戦カード

大阪はご存知の方も多いと思いますが、誰もが知る大阪桐蔭と履正社を始めとする私学が強い、それも全国レベルの地域です。今日の第3試合はその履正社が登場しました。その一方で第一試合、第二試合には公立の雄である大冠、桜塚がそれぞれ登場。大阪高校野球ファンにはなかなかの1日ではないかと思います。

初めて意識した打球速度

私も長いこと高校野球を観戦していますが、今日の観戦で初めて「打球速度」というものを強く意識しました。具体名は避けますが、今日の試合、打球音も角度もいい打球に外野手が追いつくケースと追いつけないケースがありました。打球速度ですよね。同じような快音と角度がついていても打球速度がないと追いつけるんですよね。当たり前なのですが、今日は観戦する場所やタイミングが良かったのか…ハッキリ意識できました。

ウォーミングアップ

第一試合 牧野vs大冠


大冠の私のイメージはとにかくゴツい。
ユニがはち切れんばかり。大柄の選手も多くてパワフルです。

大冠の選手 これで8番打者(向かって左)

全身白のユニ、胸に縦書きで「大冠」となんだか古風、武士道を思わせるユニです。この鍛えられた身体から今日も鋭い当たりを各打者が飛ばしていました。投げてはスリークォーターからややサイド気味の10番猪又くんが変化球とコーナーを突く真っ直ぐで牧野打線を封じました。

牧野0-10大冠(5回コールド)

第二試合 高槻vs桜塚

桜塚高校のエースで3番の紀くん、4番の溝口くんのバッティングが印象的でした。2人で1点取れる(長打が打てる)ので、この紀くんの前にランナーを貯めることができると面白い展開に。強豪私学に挑むにはとにかく紀くん始め投手陣。離されずについていければ中軸の得点力は侮れないと感じました。

桜塚12-1高槻 (7回コールド)

桜塚高校、勝って校歌の様子

第三試合 工業高専vs履正社

第101回選手権王者履正社の初戦。対する高専はベンチ11名しか登録されていない?のか11名での戦い。シートノック7分のうち5分で終了しました。そのシートノックを見ていても、これは正直言って履正社の圧勝であろうと誰もが予想すると思います。観客の皆さんもわかっていて、高専の好プレーやアウトひとつ、ヒットひとつに歓声や拍手が起こります。

高専が守備の時のベンチ 控え選手が少ない

なんとか学校単独チームで出ることができた、という感じでしょうか。野球人口の減少などと言われていますが、こういうギリギリの人数でも出場してくれるのであれば、我々観客は心から応援しますよ。

4回裏の履正社の攻撃が長くなり過ぎて、途中で給水の休憩が取られました。ようやく取れたスリーアウト。ワッとスタンドが湧きました。

間違いなく高専の皆さんも「夏の主役」でした。皆んながプレーを見つめていました。11名での挑戦。試合に敗れても、あなた達の挑戦には勝てた。間違いなく勝てました!

履正社高校の整列

勝った履正社も最後まで走塁や守備、どこも緩めることなく戦いました。その積み重ねがスコアに表れています。

工業高専0-23履正社 (5回コールド)

夏だから

高校野球だけではありません。3年生にとって負ければ引退、最後の試合。一発勝負のトーナメント。関係者やご家族も全部全部巻き込める夏が帰ってきました。マスク、対外試合はもちろん、集まってやる練習さえも制限がかかってきたこれまでの3年間。
今年も応援しています。
夏だから、最後かもしれないからどこが勝ち上がってもおかしくない。目が離せない。

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