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その「~が、」は、他の助詞に換えられませんか?

「~が、」はとても便利な助詞です。そのため、日常会話の中では頻繁に飛び出してきます。

日常会話で「~が、」が頻繁に使われていても、余程癖の強い使われ方をしていない限り気になりません。

日常会話というのはラフなものです。私など、かなりおかしな言い回しをしているに違いありません。

実際、自分がインタビューている様子を録音した音源を聞き直すと、言葉遣いが余りにいい加減なことにがっかりします。

さて、以下の文章はどうでしょう。

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あのプレゼンはうまくいった、お客さんも興味をもってくれたようだ。

そのクライアントとは3度目となった商談だ、先方の役員も同席してくれたので良い感触を掴めた。

あの人はとても魅力的な女性なのだ、話の内容まで魅力的に聞こえてしまう。
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「~が、」が余りにも便利なため、つい使ってしまいますよね。特に口頭ではありがちです。

もちろん、上の例文はシンプルな内容なので、意味は問題なく伝わります。ですから口頭での会話では全く支障はないでしょう。

しかし文章に残ると、どうにも違和感を覚えます。

それは、「が」がもっと相応しい助詞に置き換えられると思われるためです。

実際に置き換えていましょう。

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あのプレゼンはうまくいったので、お客さんも興味をもってくれたようだ。

そのクライアントとは3度目となった商談では、先方の役員も同席してくれたので良い感触を掴めた。

あの人はとても魅力的な女性なので、話の内容まで魅力的に聞こえてしまう。
――

どうでしょうか。他にも換えられそうですね。

ということで、推敲しているときに「~が、」が多く感じられたら、他の助詞に置き換えられないか、考えてみると良いでしょう。

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