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想いを喜びに

「花の生産者」という言葉を聞いて皆さんはどんな仕事を思い浮かべるのでしょうか。
もちろん花を栽培するだけじゃなくって、生産者の仕事は色々な事を考えなければなりません。

どんな色が喜んでくれるのか、植物にストレスをかけない流通はどんな形が良いのか、スタッフがやりがいを感じられる職場ってどんなところなのか、それこそ全てをひっくるめて経営を考える必要もあります。

色々なことを考えなければいけないのですが、考えの芯は一つです。それは、どうしたらもっとお客様に喜んで貰えるか、そしてどうしたら花の癒しが生まれるかです。花の癒しは一方的に人のニーズを植物に押しつけては生まれません。

植物にとってどんな環境が良いのかを繊細に考えなければいけません。まさしく赤ちゃんを育てる様に花の苗を育てるのです。そして自分のやりたい事を押し付けず、お客様の心にどれだけ寄り添えるかも大切です。

農園の目指す花は「丈夫で元気な可愛い花」です。そんなコンセプトに合う花をずっと探しながら取り入れてきました。世の中には何十万種類という植物があります。まだまだこれからどんな植物巡り合うのでしょうか。ワクワクします。

花の生産という事業を続けていくには自分の喜びも無ければ辛いだけになってしまいます。農園に関わる私たちの想い、コンセプト、理念を形にしていく事を喜びに変え、お客様や植物に寄り添っていきたいと思っています。

ちなみに今農園で働いているスタッフは、元々は花の生産の経験は無い人ばっかりです。でもこれが最強のチームとして今動いてくれています。それは僕が頼り無いからです。次回はそんなところを考えてみようと思います。

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