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スイングトレードで大きな値幅を狙える状況

『デイトレで大きな値幅を狙える状況』という記事では、私が大きな値幅を狙うときの条件をまとめました。
スイングトレードでも考え方は同じです。
大きな値幅を狙うのは、以下のどちらかの状況に該当するときです。

「現在の株価よりの上に抵抗となる価格(または価格帯)が少ない」
「大きな資金が流入している」

もう少し具体的に述べると、以下の6つになります。

条件1 好材料が出ている
条件2 上にレジスタンスになりそうな高値がない
条件3 上に出来高が極端に多い価格帯がない
条件4 上に日足のメジャーな移動平均線がない
条件5 日足チャートでバンドウォークしながら上昇している
条件6 直近2年間の高値を上抜けしている


条件1 好材料が出ている

1つ目の条件は「好材料が出ている」です。
スイングの場合、デイトレ以上に「好材料が出ている」ということが重要になります。
なぜなら、株価が数日間、数週間にわたって上昇しなければ、大きな値幅を獲れないからです。
デイトレのように、「板が薄い銘柄が数十分間、噴き上がればいい」というわけではないのです。
株価が数日間、数週間にわたって上昇するには、それなりの材料が必要。
そして、その材料によって、資金がどんどん流入してくることが必要です。

条件2 上にレジスタンスになりそうな高値がない

2つ目の条件は「上にレジスタンスになりそうな高値がない」です。
レジスタンスラインやレジスタンスゾーンがないということも重要。
株価上昇の抵抗となる価格帯がないほうが上がりやすいからです。
まったくないのが理想ですが、あったとしても、「現在の株価から上に大きく離れている」「強そうなレジスタンスではない」というのであれば、大きな値幅を狙ってもいいでしょう。

条件3 上に出来高が極端に多い価格帯がない

3つ目の条件は「上に出来高が極端に多い価格帯がない」です。
これも「条件2」のレジスタンスゾーンの1つになります。わかりやすくするために、「条件3」としました。
出来高が極端に多い価格帯の近くでは売りが出やすいです。
この価格帯で株を買い、含み損を抱えていた人たちが売ってくるからです。
そのため、上に出来高が極端に多い価格帯がある場合は、なるべく大きな値幅を狙わないようにしています。

条件4 上に日足のメジャーな移動平均線がない

4つ目の条件は「上に日足のメジャーな移動平均線がない」です。
メジャーな移動平均線もレジスタンスになることがあります。
「順調に上昇していた株価がある価格帯で急に下落したので、日足チャートを確認したら25日移動平均線があった」
ということがよくあります。
このようなことから、大きな値幅を狙うときは、上に日足のメジャーな移動平均線がない状況にしています。

条件5 日足チャートでバンドウォークしながら上昇している

5つ目の条件は「日足チャートでバンドウォークしながら上昇している」です。
バンドウォークとは、ボリンジャーバンドの±2σライン(または±1σライン)に沿って価格が推移することを指します。
ボリンジャーバンドでバンドウォークしながら上昇しているときも、株価が大きく上がる可能性があるので、大きな値幅を狙えます。

条件6 直近2年間の高値を上抜けしている

6つ目の条件は「直近2年間の高値を上抜けしている」です。
直近2年間の高値を上抜けしているということは、「直近2年間にできたレジスタンスゾーンをすべて上抜けしている」ということです。
「短期トレーダーのしこり玉はない」と考えてよいでしょう。
また、直近2年間の高値を上抜けしているということは、「株価の水準を大きく変えるほどの資金」が流入している可能性が高いです。
流入が続くかぎり、大きな値幅を狙えます。

以上です。
もちろん、「これら6つの条件に該当する銘柄を買えば、必ず大きな値幅を獲れる」というわけではありません。
「株価が上に伸びる可能性が高い状況なので、(何かを根拠にして買った後、)大きな値幅を狙える」ということです。

後日、チャートと図版を掲載して、もっとわかりやすくします。

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