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財政破綻する前のスリランカはこんな国だった(2015年の旅行記)

財政破綻したスリランカ。日本の報道では、ガソリンスタンドに並び続ける人々の姿や、大統領が国外に逃亡し、辞任を宣言したことがニュースになりました。国会議事堂を占拠した人々の映像を目にした人も多いかもしれません。これくらいの出来事が起きて、ようやく日本でもニュースとして届けられますが、意外とどんな国なのか知らない人も多いのではないでしょうか。そこで、7年前に旅行した時の記憶を辿ってみました。

スリランカってこんな国

紅茶の産地として有名ですね。アーユルヴェーダ発祥の国としてご存知の方もいるのでは。

スリランカ民主社会主義共和国(スリランカみんしゅしゃかいしゅぎきょうわこく)、通称スリランカは、南アジアのインド亜大陸の南東にポーク海峡を隔てて位置する共和制国家。旧国称はセイロンで、現在もこの国が占める主たる島をセイロン島と呼ぶ。最大都市はコロンボで、首都はコロンボ郊外に位置するスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ。人口は約2,167万人(2018年)である。

1948年2月4日にイギリスから自治領(英連邦王国)のセイロンとして独立。1972年にはスリランカ共和国に改称し、英連邦内の共和国となり、1978年から現在の国名となった。

国語はシンハラ語とタミル語で、国民の3/4がシンハラ人で構成される。また、国民の7割が仏教徒(上座部仏教)である。国の花は青睡蓮、国の石はブルーサファイア、国技はバレーボール。

Wikipediaより
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AB

場所はここ!


インド洋に浮かぶ島。隣のインドと比べると大分小さく感じますね。

Googleより

当時私は、バンコク在住でしたので、バンコクのスワンナプーム国際空港から直接バンダラナイケ国際空港へ出発しました。

確か出発の日は寝坊してしまい、スワンナプームのイミグレを抜けてから搭乗口までダッシュした記憶が、、、。しかも同じフライトで同僚に遭遇するという。まぁそれはさておき。

まずはシーギリヤ・ロックへ

この岩山に人が住んでいたとは!

スリランカ旅行といえば!くらいの王道観光地です。世界遺産に指定されています。今から1500年以上前に、この大きな岩山の上に王宮があり、たくさんの人が暮らしていたのだとか。今では階段が整備されていますが、当時はどうやって登ったのでしょうか。

もう汗だく

登る途中には、妖艶な女性が描かれた壁画が残っています。

首から上が削り取られている絵も、、、
ここまで来ると頂上まであと少し!

頂上はとても広く、池のような場所があり人が住んで整備されたことが分かります。

空が青くて、なぜか雲はレインボーでした。

ここにきて思ったことは、「もう一生来ることはないかも。」と思ってその風景を目に焼き付けようと思いました。

当時のスマホはIphone5s。残ってた写真は結構暗い、、、

ダンブッラの石窟寺院

スリランカはインドに近いのですが、仏教国です。そのため、寺院や仏教遺跡が多くみられます。その中でも、ダンブッラの石窟寺院は世界遺産に登録されており、見応え抜群です。

入口は何とも言えないシュールさ(笑)

ちなみに敷地内は裸足で入らなければなりません。

釈迦が赤い土を踏んでスリランカにやってきたという言い伝えから赤く塗られているそう。

最大都市コロンボはこんな街だった

旅の最後はコロンボに滞在しました。
ちなみに首都ではありません。社会で習った記憶のある人も多いと思いますが、首都は「スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ」です。
コロンボは経済の中心地ですね。

ダンブッラから長距離バスで悪路を4時間。ローカルのお客さんで満員だし、車は揺れるし、乗る前にココナッツジュースを勧められめちゃトイレ行きたくなるし、本当に苦行でした(笑)

コロンボのバスターミナルについたのは夕方ごろ。そこからトゥクトゥクで宿へ。ホテル近くの目印になる場所を告げると猛スピードで出発し、トゥクトゥクも揺れる揺れる。おそらくもう場所を過ぎたであろうことに気付き、話しかけるも止まらず、ようやく運転手も気付いて降ろしてもらいました。すると予約していた宿の真ん前というミラクル。
しかも宿は海沿いでちょうど夕日が落ちるタイミング。

宿の主はノルウェー人の方でした。まだコロンボ在住かな、、、。

次の日の朝、宿のベランダからの風景。

スリランカはイギリスの植民地だったこともあり、コロンボにはコロニアル調の建築物が多く、異国感満載です。

大通りは改装中でした。

そんな街並みがあるかと思えば、庶民の街・ペター地区はいかにもアジアのカオスな場所でした。

ジャミ・ウル・アルファー・モスクが見どころ!

街を歩いていたら、まぁ話しかけられる(笑)レートの悪い闇両替へ連れていかれたり、酒臭いトゥクトゥクの運転手にふっかけられたり。

実はコロンボでぼったくりにあってしまうのですが、その内容は改めて次回書こうと思います。

コロンボの中心地は、貿易センタービルがあるあたりです。あまり高い建物はない都市なので、けっこう目立ちます。この周辺にはラグジュアリーホテルやおしゃれな雑貨屋さんも多いです。

BOCタワーとWTCツインタワー。手前は旧国会議事堂。

近くにはゴールフェイスグリーンという海沿いの大きな公園があり、市民の憩いの場になっています。西側なので、天気が良ければ綺麗な夕日を眺めることもできそう。

現在は開発されてこのあたりにも高層ビルが建っているようです。
公園横のビーチには波打ち際で涼む人々の姿が。
凧を飛ばしている人がたくさん。

スリランカにはまだまだ魅力がいっぱい!

今回の旅行では行けなかったのですが、スリランカといえば
・最古の統合医療アーユルヴェーダ発祥の国
・自然と一体したジェフリーバワの建築
・キャンディやヌワラエリア

などなど魅力盛りだくさんの国なのです。
本当はアーユルヴェーダに興味あって旅行したのですが、本格的に療養するには数週間かかるそうで、バワ建築のホテルに泊まるのも予算の都合上諦めました。

シーギリヤロックに登ったときは、もう一生来ないかもしれないと思ったけど、アーユルヴェーダを受けに、いつかまたスリランカに行ってみたくなりました。

平和なスリランカに、1日でも早く戻ることを祈っています。

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