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【美術note】『ポーラ美術館』箱根仙石原

箱根仙石原に「ポーラ美術館」がある。公益財団法人ポーラ美術館振興財団が運営している美術館で2002年開館された。西洋絵画・日本絵画・版画・東洋陶器・ガラス工芸など多岐にわたって展示されている。

西洋絵画にはモネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ピカソなどメジャーな画家の絵画があり親しみやすい。

今、「モダン・タイムス・イン・パリ1925」と題して展示会が開かれているので観に行ってきた。

第一次大戦からの復興によって急速に工業化が進んだ1920年代のパリ。「機械時代(マシン・エイジ)」と呼ばれる華やかでダイナミックな時代を、ヨーロッパやアメリカ、日本における機械と人間の関係をめぐる様相を展示している。

展示しているもので僕が目を引いたのは、犬が音楽に耳を傾けているトレードマークのついたビクターの蓄音機。3台あって昔の懐かしいレコードの蓄音機で、レコード針を持つところが極端に大きいのが面白い。

ポーラ美術館は「箱根の自然と美術の共生」というコンセプトを掲げており、箱根仙石原の自然によく調和している。美術館も裏手には「森の遊歩道」があり、広葉樹林の中に木道が設置されていて、約1㎞の遊歩道になっている。その遊歩道に彫刻の作品が点在していて、森の中に溶け込んでいる。

ポーラ美術館は自然と芸術を同時に楽しめる美術館だ。


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