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次男がインドから帰ってきた

次男が卒業旅行でインドに旅して、帰国してからもう1週間以上たつのにすれ違いで会うことが出来ず、先日、やっとインド旅行の話を聞く事ができた。

『インドでは、犬、猫、牛、猿、ヤギ、リス、ネズミが平気でその辺にいっぱいいる。動物園だった。』

『貧富の差が激しいという話は本当だった。綺麗な服を着て学のありそうな人がいる中で、ストリートチルドレンとか乞食の人が多くて、この旅で何度もお金や食事をせがまれた。建物もスラム街のようなところもある中で、ガラスファサードの高層ビルとかもあった。この国の早急に解決すべき問題点と言えそう。』

『インドのいいところとしては、基本インド人は、みんないい人で、何か困ったことがあったら、その辺の人に声をかければ、何とかなったりする。というか、日本人が珍しいのか、めちゃくちゃジロジロ見られるし、向こうから話しかけてくる。写真も何百枚、何十人と撮っただろうか』

『物の管理も自分がちゃんとしてたからというのはあったと思うけど、取られそうだなと思った瞬間もなかった。物乞いに関しても、食べ物とか横に置いてあったとしても、盗まずにちゃんと「分けてください」って聞いてくる』

『あとは物価が安い。水は基本15ルピー(約27円)で1リットルくらいのペットボトルが買えた。ご飯も1人200ルピー(約360円)も払ったら、めちゃくちゃぱんぱんで豪華なナンとカレーがでてくる。ホテルも1人4000円払えば高級なホテルに泊まれた』

などなど…。

インドに行って早々に、お腹を壊して毎日バナナしか食べていないとか、早く帰りたいとか、少し弱気なLINEを送ってきていたので、ちょっとは心配していたが、友人とのインド旅行はとても楽しんでいたようだ。

インドから帰ってから、すぐに今度は「建築物」を見に、岐阜に夜行バスで一人旅に出ていたようで、インドに行ったから日本での旅行は怖いものなしだよ、などと家内に言って家を出ていったようだ。

日本にいると、特に自宅にいるとぬくぬくと育ってしまいがちだ。若いころには海外に出て、それも先進国より、むしろ発展途上国に出て刺激を受けてきた方がいい。「旅」を通して学ぶことは多い。

少し逞しくなった次男の姿に、ほほを緩ませて話を聞いていた。


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