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中高生のための就職ガイダンス「面接の決め手は第一印象」

面接の決め手は第一印象!
 
一般的に、面接は20~ 3 0分程度です。 
なので、面接官もじっくり観察する時間はありません。

では、何が決め手なのか?
それは、第一印象です。
第一印象は、まず身なりです。

「姿は人の鏡なり」と言われています。
身なり(外見)は、その人の品性を表現すると言われ、相手に与える自分の評価は、第一印象でその半ばが決ってしまいます。
「人は見た目が9割」(新潮新書)といった書籍が売れるくらいです。
 

新潮新書

身なりによって人を判断してはいけないと言います。
建て前論としては理解していますが、無意識に反応することが多いと思います。
それは善くも悪くも、身なりと人格イメージが脳裏のなかで潜在的に結びつき、それが第一印象として出てくるものだからです。

特に企業はイメージを大切にします。
社員一人一人がお客様に与えるイメージが、その企業全体のイメージとなり、商品のイージにまで結びつき、商売に影響してきます。
だから、第一印象は大事なのです。

面接には、キビキビとした態度や明るい表情で臨みましよう。
どんな形の面接であれ、恐れることなく、飾り過ぎることなく、自分自身を最大限にアッピールしましよう。
そして、原田隆史氏の言うように、自信をもてるまで、しつかり準備することです。

物理に慣性の法則があります。
人の心にも慣性の法則が働きます。
人間は、最初に関心を持つと、その関心を持続させます。
いったん潜在意識に刻まれた印象は、容易には修正できません。

筆記試験は客観的に判断できますが、面接では1 0 0 %の客観はあり得ません。
面接の結果がきっ抗するとき、どちらの人を採用するか?
そのときは印象の強さが勝ちます。
 
中谷彰宏氏の著「大抜擢される5 5の方法」(PHP文庫)に、こんな言葉がありました。
大変意味深い言葉なので、ご紹介します。
 
<面接は総力戦です。
 付け焼き刃では通用しません。
 自分が今までの人生で学んできたこと、やってきた仕事や経験を総動員す
 ることが、最も成功する方法であることは確かです。
 
 面接で失敗する人は、面接は面接、人生は人生で切れています。
 今日面接があるから受けに行く、というだけのことで、自分の人生と何も
 つながっていません。
 
 つなげようとしないから、浅くなるのです。
 面接には、自分のものの見方が出ます。
 あらゆるものと結びつけることができれば、どんなこともムダではありま
 せん。
 今までしてきていることと結びつかないからムダになるのです。
 
 一流の仕事は奥が深いのです。
 得意先で雑談するときも、それが得意先をヨイショするだけだったら、自
 分との結びつきが何もないから、誰がやっても一緒です。
 
 それが、自分の過去の人生と結びついたときに、初めて1つ2つの雑談がお
 もしろいものとなるのです。>

PHP文庫

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