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「いきいき!わくわく!働ける未来」の実現を目指す キズナキャスト 小林広治さん

小林広治さんプロフィール
出身地:長野県諏訪
活動地域:東京
経歴:1999年26歳で起業し、今年創業21年目の経営者。
2007年に日本で一番最初に駅改札前のデジタルサイネージ事業を西武池袋駅で始めるも大失敗。自分自身の失敗を通じて、ビジネスの大原則に気づき、そこから7年間で売上約5倍、社員ゼロ、たった一人で売上1億円まで復活を遂げる。
その後、自分自身の経験に加え、ドラッカーマネジメントなどの知見を取り入れ「持続可能な経営手法」として、独自のマネジメントフレームワーク「Sustainable Management Tree®︎」としてノウハウを体系化。
2017年にはドラッカー学会総会の実行委員長として同フレームワークを活用し、同イベントをネクスト・ソサエティ・フォーラムへと革新に導く。「Sustainable Management Tree®︎」は、企業だけでなく、NPOなどの非営利な組織や、個人でも活用できる本質的な課題解決と、持続可能な成果を上げ続けるための体系化された戦略的思考法として、2018年から一般公開も開始。
「いきいき!わくわく!働ける未来」の実現を目指し、世の中のすべての「働く」をポジティブにすることに人生を賭ける日本大好きな生産性オタクとして活躍中。
座右の銘:全ては応援メッセージ

幸せの追求。。。いきいき!わくわく!働くとは?仕事とは何なのか?

Q. どんな夢・VISIONをお持ちですか?

小林広治さん(以下、小林 敬称略):僕は「世の中の全ての人がいきいき!わくわく!働けたら最高の未来になるのではないか」と考えていて、その上で掲げているVISIONは「仕事って最高だよね」といえる世の中をつくる!!ということです。規模としては地球上全ての人がそう言える状態を目指しています。その状態が広がれば、例えばIS(イスラム国)みたいなものはなくなるのではないかと思っています。

記者:何かベースとなる考え方などがありますか?

小林:
人の欲求・幸せについて、自分で10年近くかけて体系化してきました。それは、人の幸せには、大きく3つの柱がある、という考えです。武道の世界で「心技体」と言いますが、このフレームワークで僕は整理しています。
「心」は繋がることの欲求・喜び、「技」は識学・自己成長の欲求・喜び、「体」は物質的な欲求、食べたい・眠りたいの欲求・喜び。マズローの五段階欲求説と大きく違うのは、この3つの欲求が同時多発的に発生している、という点です。「心技体」のそれぞれの欲求の象徴は、心は「愛」、技は「自由」、体は「平和」です。つまり、よく聞く「愛・自由・平和」は人間の根源的欲求の現れだ、ということに気づくことができました。また、喜びの大きさは、「体<技<心」となっており、「心」の欲求が一番大きな喜びを感じます。そして、この「心」の欲求を満たす身近なことが何かと考えた時に、それが「仕事」ではないかということにいきつきました。
「仕事」は誰かの困りごとを解決すること、役に立つこと。もっと言えば誰かの幸せに貢献することです。これはつまり、その人の「心技体」の何かの欲求を満たしてあげることを意味します。より大きな欲求を満たしてあげることができれば、与えられる幸せ度も大きくなる。与えられる幸せ度が大きくなればなるほど、こちらが得られる対価も大きくなる。結果、売上もあがるというのが本来の「仕事」のあるべき姿です。ということは、どんどん人に喜ばれるようなことをすれば自分も相手も嬉しいし、お金も儲かる。これがいきいき!わくわく!できていることであり、自分の強みを生かして誰かの役に立つこと。つまり「仕事」の本質なのです。

Q. 夢・VISIONに対して、どのような目標計画を持っていますか?

小林:当社の仕事は、戦略コンサルタントとして、「マネジメント領域からマーケティング、組織作りから商品作り、広告・プロモーションまで全部一貫した戦略に基づき、そこにブレがない持続可能な組織作りをすること」です。これからの新時代の基本戦略を『自立共創戦略』と名付け、組織も人もこの基本戦略に基づき方向転換させ、『自立共創組織』化することが、当社の仕事の本質と言えます。
事業の中心は、BtoBのコンサルティングや企業研修を展開している「コンサルティング事業部」です。ターゲットとしては主に20~30代の経営者で、創業10年以下のベンチャー企業を考えています。この世代は変化しやすい柔軟性があるし、元から新しい時代感覚をもっているので話が入りやすいと感じています。また、組織改革を行なった企業に対して収益支援をするための「マーケティング事業部」があります。
そして、このBtoBを展開しながら、今後はBtoCに力を入れていく計画です。これが「共育事業部」です。今はまだ細々ですが、無料で参加できる次世代の経営者育成勉強会(「次世代経営ラボ」)を展開し、ここでは将来の起業家、マネジメント、フリ―ランス等の育成を始めています。
BtoBとBtoC両方からの展開をイメージし、どちらに対しても「心技体」のうち「心」の喜びを大きくする「志戦略」を中心軸にしています。
喜びとは、自分の為だけではなく、世のため人のために貢献することでより大きくなります。当社では、目標設定する時に「夢」と「志」を使いわけて考えます。夢は「何を成したいか、どうなりたいか」であり、その夢に対しての「何の為に」「誰の為に」が追加された目標が「志」です。僕は新しい時代に必要なキーワードは共感だと思っていて、夢よりも志を掲げることで共感を得やすくなり、バラバラのものがより融合しやすくなると感じています。
これは人材サービスにも繋がることで、今までは何ができるのかのスキルでしか人を見ず、使い捨ての「スキルマッチング」だった時代から、これからは「VISIONマッチング」の時代になります。VISIONでのつながりを軸に考えれば、スキルは関係ないし、足りなければ補えばいい。今が大切ではなく、どこに向かうのか、という共通の未来が大切、という考え方です。組織を綱引きに例えると、どんなにスキル・パワーのある人材を採用しても、別々の方向に引いたら綱は動かない。同じ方向に引くからこそ綱は強く引けるのです。
BtoBのサービスを通じてビジョナリーなカンパニーを作りながら、BtoCでビジョナリ―なワーカーを育てること。これをマッチングしていく「人財事業部」もグループ企業を通じて始めているところです。

また、具体的な近いところでの目標は、2024年に事務所もなく従業員0で株式公開を狙おうと思っています。そして、翌年2025年までにアメリカ留学すること。6年後と言えば僕は52歳。50代を超えて、会社を上場させて、しかもその社長はアメリカ留学って、かっこよくないですか?そして、メンバーとは全員雇用関係ではなく、全員業務委託契約です。僕の考えでは、これからの経営者の責任は、雇用を増やすことではなく、フリーランスや経営者を増やすことだと考えています。その方が遥かに経済効果も大きいはずです。「雇用からの自立」が、これからの新しい時代のテーマだと思っています。上場することで、これからの新しい時代の新しい企業、新しいビジネスの在り方を示していきたいと思っています。

Q.  夢・VISIONを達成する為の活動指針や、大切にされていることはありますか?

小林:先にお伝えしたビジョン実現に向けて「世の中の当たり前をRe:Design」というミッションを掲げています。今までの当たり前が当たり前でなくなる時代なので、Re:Design、再設計していくことが活動指針です。
今は、ものごとの本来あるべき本当の姿に変えていく時代だと思っています。

記者:今の時代、本当をキャッチすることは簡単ではないと思いますが、そこに対してはどのように考えていますか?

小林:まずは、やってみることだと思います。
やってみて何か変化があれば、それをすることに意味があるし、変化がなければ意味がない。「仕事とは何か」にもつながりますが、物事の本質を見る時に、そのものがなくなったらを考えます。極論、人も同じです。「自分とは何か」僕がいなくなったら世の中どうなるのか?そこに変化がなければ存在意義がないということです。でも実際変化はあります。少なからず身近な人には影響がある。それが僕という存在の意味ということです。

Q. どのようなきっかけがあり、夢・VISIONを持つようになったのですか?

小林:過去に4回ほど大きな失敗をしました。
その中でもうダメだとなったことがありました。その時、タクシーの中で一緒にやっていた経営者と悔し泣きをしました。でも5分くらいしたら不思議と次に何ができる?という思考に変わっていました。この時、僕の中に常に諦めたくない心があり、諦めない限りは終わらない、とベースで思っていることがわかりました。
また、失敗を機に、柔軟な思考を身につけることができたのも今に繋がる大きなきっかけになっています。

Q. 小林さんに一番の影響を与えた出会いや出来事はどのようなことですか?

小林:失敗経験の中で1番最初に思ったのは、くよくよしている自分が嫌だということでした。常に子どもの頃からどんな時でも「明るく楽しく元気よく」をモットーに過ごしてきたこと、これが僕にとっての原点だと思っています。
失敗を通して、どうすればどんな状況でも明るく幸せな状態でいられるだろうかと考えた時気付いたのが、幸せの仕組み、喜びの仕組みでした。
今があって、基準があって、それを超えた時に幸せになる。だとしたら何があっても幸せに生きる為にはどうすればいいのか? その答えは非常にシンプルでした。それは、この「基準」をただ下げればいいだけです。そして、一番下まで下げることができました。それは、「命がある」という基準です。これを頭で理解した後には、何度も思考トレーニングしました。葉隠れ武士は毎日自分の死に方をイメージするそうです。死に方が生き方であり生き様であるということ。僕は本気で何があっても怖くないと思いたかったし、ずっとHAPPYでいたかった。自分の原点通りにいる為にはどうしたらいいのかと考えた結果、基準を変えることで、そのベースの「ずっとHAPPY」のマインドを担保することができたんです。そこから物事の捉え方が大きく変わり今に至っています。

記者:最後に読者へのメッセージをお願いします。

小林:人と同じなら自分じゃなくていい。でも自分じゃなきゃならないんだということ。それをみんなにもっと感じてほしいです。それぞれが持っている色を発信すること。それがいきいき!わくわく!働ける社会に繋がると思っています
だから、あなたの色を勇気をもって、自信をもって全力で発信してください。

記者:本日はありがとうございました!

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【編集後記】
今回インタビューさせていただいた、石塚、口野、小野です。ご自身の経験から様々な追及をされてきた小林さん。一言ひとことに強いメッセージを感じたインタビューでした。「仕事って最高だよね!」世界中の人たちがそう言える世の中の実現を目指して!小林さんの今後の活動が楽しみです!

*この記事は、リライズニュースマガジン「美しい時代を創る人達」にも掲載されています。




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