出会い~お仕事編~


世の中には色々な出会いがある。


学校での出会い、会社での出会い、


営業先での出会い、道端での出会い(意味深w


そして、ツイッターでの出会い。



同世代との出会い、飲み仲間との出会い、


取引先との出会い、恋人との出会い。


そして、ツイッターとの出会い。



世の中の全てはこの出会いの積み重ねで、


今の自分自身は、この出会いの結晶とも言える。



今回は僕が出会ってきた出会いのほんの一部について、


少しお仕事を絡めて書きたいと思う。


最後までお付き合いいただけると嬉しい。すごく。




不動産業界1年目、


まだ入社4か月くらいだったかな。


その日、ペーペーの僕はレインズにかじりついていた。


お客さんからもらったニーズにマッチする物件に出会うためだ。



オシャレなエリアってどこだよ、、東京まだ全然詳しくねーしなー、、



そんなことを思いながら、僕は検索条件で「杉並区」にチェックを入れた。


何故か?なんとなくだ。なんかオシャレっぽいって感じたからだ。


えーっと、築年数は比較的浅めで、


お客さん女性だから物件の見た目も大事だよな~なんかマダム感あるし。



ズラリと並んだ物件を目の前に、


築年数の浅い順に物件を一つ一つ見ていった。



利回りひく!


部屋せま!


なんだこの建物、欧米か!!



そんな、くだらないツッコミを入れながら。


そう、僕は千鳥が大好きだ。(どうでもいい





お!これ良さそう。


その出会いは突然訪れた。



築10年のアパートで予算もバッチリだし、


土地値結構出てるじゃん。


そして顔も良い。

(この業界では建物の見た目を顔と度々言う。)



僕はすぐに情報を掲載している業者さんに電話を入れた。



「お世話になります。株式会社○○のシゲくんと申しますが、


ご担当者さんはいらっしゃいますか?」


淡々と流れる聞きなれた保留音の中、


受話器を耳に押し当て僕は少し興奮していた。


そう、物件とのこの出会いに。


変わった担当は女性だった。



具体的にお客さんの内容や購入理由を話していると、


最初は少し冷たかったその女性の担当も


少しずつ心を開いてくれる感じがあった。



僕は売却に至った理由や、どんな売主さんかなど


一通りのヒアリングを終え、


「是非、ご紹介してみますんで、またご連絡しますね!」


と言い残し電話を切った。




この出会いが、


今の僕の一番の取引先となった


業者さんとの出会いだった。




この出会いのきっかけとなった物件。


しっかりお客さんに気に入ってもらい、


無事成約まで至ったことは言うまでもない。

(お客さんから頂く仲介手数料の振込先を間違えて記入し、振込が上手くできず、その後お客さんからめちゃくちゃ怒られたのは、ないしょ♡)マダムこわい…




世の中、どこにどんな出会いがあるかわからない。


若者よ、レインズを見ろ。(だれw




運良く気に入ってもらえた僕は、


その後、その業者さんからの物件は真っ先に動いた。


僕もその業者さんの人たちがみんな好きだったから。


「レインズ載せる前に御社の物件全部客付けするので全部ください。」


そんなことを豪語していた僕を笑って対応してくれた。




「シゲくん、売主さんからこんな物件預かってさ、

来週末媒介取りに行くんだけど金額感どうかな?」


良いと思います!僕はそう言い残し、会社に戻る。


すぐに資料作成してお客さんに紹介。



数日後、、



買付です!!と言って買付を持っていく。


「お!シゲくんありがとう!じゃあ媒介取ってくるから!」

(おや?順番が、、と思わないでね。)


こうして、媒介を取ると同時に、金額をまとめて契約決まり。




1年目の僕でも出来たんだ。

きっと誰にでもできる。




こうして、僕は会社員を辞め、独立を決める。


もちろんその業者さんには真っ先に報告した。


「いつか御社から物件買って、

仲介手数料払う側になれるように頑張ります!」



その業者さんはみんな喜んで応援してくれた。





その独立の報告から3年、レインズでの出会いからは4年。


その間も沢山一緒に仲介させてもらったけど、


ついに、その業者さんに「買主」として仲介手数料を支払う日がきた。




決済日当日、その業者さんの売買部署のトップの方も最後に顔を出してくれて、


最高の笑顔でお辞儀をしてくれた。




「ここまでこれたのも、御社のおかげです。」


最高の笑顔でお辞儀を返した僕の目は、


涙で溢れていた。





ー終ー


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