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メディアリテラシーをクイズで磨こう! / 2018/06/01モーニングCROSS出演まとめ

TOKYO MXのモーニングCROSSの「オピニオンクロス」でメディアリテラシーを磨くためにクイズを活用してみましょう!という話をしてきた次第です。

なんだかんだと長く月1ぐらいのペースで出演していて、いつもはインターネットのテクノロジー的な話をすることが多いのですが、今回はお仕事の話と、個人の活動の話を搦めてオピニオン出してみました。

堀「松浦さん、テーマの発表をお願いします」

自分「はい。こちらです」

「予約を無断キャンセルされた」で注目された架空の「国際信州学院大学」が広げた波紋

堀「ちょっと調べれば分かることだろうに。(国際信州学院大学という)大学がないなんていうのは」

自分「でも、(フェイクニュースに)釣られてしまっている。しかも、元々はユーモア的にやっていたところもあったりして…」

堀「最初の空気感では、みんな嘘だということが分かっていた?」

自分「作った人は、そういう意味でのユーモアで作っていたところもあるけど…(知らない人は)やっぱり“信じちゃった”みたいなところがあって、リテラシーが要るかなと。

フェイクニュースと判断するにもリテラシーが要る。“面白サイト”というものもあるけど、そういう嘘っぽい話を(嘘と分かっていて)読むというのもあると思う」

堀「虚構新聞とかね。みんなで『虚構新聞うまく言ったなぁ』みたいな」

自分「そこも含めて、リテラシーを育てるにはどうすればいいかという話があるんですね」

自分「いつも気になっていることがあるんですが、フェイクニュースの話が出た時に、(医療に例えると)“フェイクニュースをどうするか=『診療』”という話に終始しがち。

そうではなく、“フェイクニュースが生まれにくくする土壌=『予防』”の話をしないとまずいと、毎度のこと思う。もちろん調べるのも大事だと思いますが。

今回は、(フェイクニュースを)医療に例えましたが、警察でいえば犯罪が起きたら警察官が捕まえに行くというのも大事だし、その犯罪内容を調べるのも大事。だけど、そもそも犯罪を起きにくくするにはどうすればいいか?街の防犯=予防、起こらないようにするために防ぐ、という観点で何をすればいいか?

今日はそのオピニオンを話そうかと思います。風邪の予防というと何があります?』

堀「免疫力を高めましょう、とか…(宮瀬アナに)何かあります?」

宮瀬「ビタミンCを事前に摂りましょう、みたいな…?」

自分「それでいうと、おたふく風邪とかになった時は『予防注射を打ちましょう』と」

堀「ワクチンね!すみません。MC二人、ぽわんとしていて…(笑)」

自分「(予防する)となった時に、ワクチン。風邪をひかないに越したことはないかなという形。

(フェイクニュースに騙されないようにするには、まずフェイクニュースを)生み出さない、見つけても拡散しないためのワクチン=(メディアリテラシーを)磨くことだと思う。磨くことなので、なかなか注射みたいに「入れたら終わり」みたいな形にはならないと思いますが。

だまされないスキル、信頼できる資料や統計マジックがないかどうかをちゃんと見るスキル。調べるスキルでいうと、必要な資料に当たれているのかどうか。今だとインターネットで調べやすくなっているからこそ、調べるスキルが大事だと思います。

あと考えるスキル。情報を集めたときに鵜呑みにするだけではなく、正しく推論できるかどうかというのも大事だと思います。

そして、説得力のある情報を発信すること。吸収するだけじゃなくて、アウトプットすることにおいてもメディアリテラシーが磨かれると思うんです。これをやらなければいけない。なかなか注射のように(簡単に)できる話ではないですが、こういう予防とか啓蒙をやらなければいけない。

スマートニュースとしても“メディアリテラシープログラム”という形で、小学生にニュースの読み方を教えたりとか(をしています)」

堀「いいですね」

自分「高校生を集めて情報リテラシーのワークショップを開催したり。やっぱり小中高生のうちにスキルを磨くことが先々のメディアリテラシー=(フェイクニュースの)予防になっていくかなと思います」

堀「メディア側も子どもたちと接していたら(メリットがある)。子どもたちもスマートニュースを見るときは『こういう大人たちが作ってくれているんだ』というエンゲージメントが強まりますしね」

自分「その延長線上で、こういう取り組みにも協賛してます」

堀「クイズ?『ニュース・博識甲子園』…こんなのあるんだ!面白い」

自分「第1回が行われるんです。日本クイズ協会というのが出来上がって、私自身も昔テレビのクイズ番組で…」

堀「何でしたっけ?」

自分「他局ですけど…こういう風に(手をかざす)「アタック!」って」

堀「アタック25?」

自分「まあ、そうですね(笑)。それに出て優勝したりとか」

堀「優勝ですよ!すごい」

自分「昔、優勝したことがあって。ネットメディアの仕事もしていますが、クイズが好きなのもあって結果的にクイズでも(メディアリテラシーが)磨かれたかな、と思っています。高校生の時からクイズをやっているので、騙されないスキルというか…騙されないように正解を導き出す、というのがあります。

クイズを作るときに調べないといけないし、クイズをやっていると問題を出したくなります。でも、ちゃんと調べないとできない。そこで、考えるスキル。早押しクイズだったらこういう風に待ち構えて、問題文が聞こえてきたら途中で押して答えなきゃいので、推論のスキルが磨かれるんです。

そして、発信するスキル。クイズをみんなとやるから(人を)集めてきて『こういう情報があるんだよ』と発信するスキルも磨かれる。

ということがあるので、スマートニュースとしてはこの『ニュース・博識甲子園』に協賛してみようかと」

堀「協賛していくと、内容とかも含めて関わっているんですか?」

自分「『ニュース・博識甲子園』なのでニュースの読み方とか、そういうところも含めて見てくださいという話を今しているんです。東京でも予選をやります』

堀「いつやるんですか?」

自分『(予選が)7月16日に行われます。全国7カ所で同時開催します。決勝大会はスマートニュースのイベントスペースでやろうかなと。ぜひ高校生に来てほしい。最近はテレビでクイズ番組がすごく増えている。

すごく増えているので、ぜひTOKYO MXでもクイズ番組を増やしてほしいなと思うんですけど(笑)』

堀「分かりました。どうですか、協賛…(スタジオを見回して)誰に言っているのか(笑)」

自分「誰に言えばいいのかな(笑)。そんな感じで、メディアリテラシーを磨く方法…もちろんクイズだけじゃなですが。メディアリテラシーを磨くということを、ぜひ学生のうちからいろいろ磨いてほしいなと思った次第です」

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