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ラジぽて縁結び BREW-UP 第5回放送2021.7.2

「ICTを利用した街の魅力の発信と地域の活性化」をミッションに活動しているNPOカワゴエ・マス・メディアさんとコミュニティFM局ナナコライブリーエフエム(周波数77.5MHz)で番組「ラジぽて縁結び」を一緒につくらせていただくことになりました。
サブタイトルはBREW-UP、毎月第一、第三金曜日の21:30からの30分番組です。埼玉・狭山出身のマルチタレントの大野 ひろみさんと一緒にパーソナリティを務めます。毎回2曲を僕がセレクトし、地域をテーマにお話ししてきます。詳しくはこちらをご覧ください。
https://koedo.info/210329nanako/
https://koedo.info/aboutus/
Clubhouseもそうですけど、視覚情報のない音声メディアもいいものです。特にラジオは、マスメディアなのに、one to oneなパーソナルな雰囲気があるのが不思議です。

一年のちょうど半分

2021年7月2日(金)の正午時点で、2021年のちょうど中間点だったようです。時の流れは速いですね。。。日本では年の始まりに、一年間の目標を具体的にまたはふわっとでも、抱負として考える方が多いと思います。2021年の半分が過ぎてしまったということになりますが、その目標も50%の進捗でなければなりませんが、タームとして残りの半分をこの時点でどうしようと考えるのではなく、振り返りの頻度を細かくしないと時間が、ただただあっという間に過ぎてしまいます。結局日常に忙殺されてなにも進まなかったということに成りかねません。僕は、2021年下半期は、振り返りの頻度を上げる(最低週一とする)ためにも、詰め込みすぎの毎日を反省し、あえて予定を全く入れない余白の一日を設定することにしました。

文月

日本では、和風月名と呼ばれる月の呼び名を使用してきましたが、7月は文月です。現代では7月と「文」という言葉に因果関係が連想しにくいですが、由来は次のようなもののようです。

ー 稲の穂が実る頃という意味の「穂含月(ほふみづき)」が転じて「文月」になったという説
ー 昔、七夕に書物を干す行事があって書物(文)をひらく(披く)という意味から、「文披月(ふみひろげづき)」と呼ばれるようになり、それが「文月」になったという説

いずれにせよ、単なるめぐってくる順番を数字で呼ぶのでなく、こうした言葉の使い方もいいものです。

本について

文月が書物に由来する呼称ということもあり、本について話題にしてみたいと思います。僕は多読家というほどではないですが、活字がとても好きです。2020年のはじめ、ちょうどコロナ禍が世界中を襲い始めたころ、家の中に閉じこもって暮らさなければならない事態をポジティブに過ごしましょうという企画「7 days book challenge (7日間ブックカバーチャレンジ」がSNSで流行りました。1週間に亘り自分の好きな本を紹介し、毎日誰かにこの企画のバトンを渡していこうというもの。この企画で僕がご紹介した本を振り返ってみたいと思います。

1日目 司馬遼太郎・ドナルド キーンの『日本人と日本文化』
むすびのドナルド・キーンさんの言に改めて賛同、「日本人はいつも何が日本的であるかということについて心配する。昔からそうだったようです。現在でも日本人は、日本的なものはどういう形で残るか、日本的なものは全部滅びるんじゃないかという心配を抱いているようですが、日本国民というものが残るかぎり、何らかの形で日本的な特徴はあらゆる表現のうちに現れるにちがいないと思います。意識して特徴を出そうと思ったら、むしろ本居宣長のような、なにか不自然なものになるんじゃないか。」。

2日目 アランナ・コリン「あなたの体は9割が細菌」

腸内細菌を中心にした体内共生菌の重要性を検証した科学書。非常に面白く生活やビジネスにサジェスチョンを与えてくれました。

3日目 西川 恵「エリゼ宮の食卓」

フランスの大統領が要人をもてなしたときのワインのグレードと食のメニューから、会食相手のフランスにとっての位置付けをとらえたルポタージュと文化論。こちらも面白い視点でした。

4日目 シーナ・アイエンガー「選択の科学」

コロンビア大学ビジネススクールの教授による心理学的アプローチによる選択の検証。人間は5~6種類の選択肢の提示を受けた際にもっとも心地よく選ぶという行為に及ぶというもの。僕達COEDOビールの定番数の根拠としてバックアップしてくれた理論です。

5日目 畢滔滔「なんの変哲もない 取り立てて魅力もない 地方都市 それがポートランドだった」

アメリカのオレゴン州ポートランドは街づくりの成功例としても取り上げられることの多い人気の都市ですが、立正大学畢滔滔教授によるフィールドワークは、地域で活動する企業として勇気づけられるものでした。

6日目 鈴木 啓志「U.S. Black Disc Guide」

学生時代からの愛読書。絶版ですが、名著です。

7日目 国木田 独歩の「武蔵野」

自分の生まれ故郷の武蔵野の雑木林の美しさを紡いだ言葉が素晴らしい。

ON AIR SONGS

guru jazzmatazz 「no time to play」

原田知世 「銀河絵日記 piano version」

jazz mattazzは1993年のアルバムですが、jazz hip hopは今も変わらず好きなジャンル。原田知世さんの「銀河絵日記」は宮沢賢治の小説「銀河鉄道の夜」がモチーフにされていて、大人になった今改めて読んでみたいと思わせてくれてた楽曲です。

視聴方法

【ラジオで】
FM周波数77.5MHz(朝霞、新座、和光、志木、およびその周辺地域)
【PCで】
サイマルラジオ http://www.simulradio.info/ (現在は、CLOVER MEDIAと表記)
リスラジ http://listenradio.jp/
【スマホで】アプリをダウンロードしてください(IOS/Andoroid対応)
リスラジ
TuneIn Radio
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