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ラジぽて縁結び BREW-UP 第12回放送2021.10.15

ICTを利用した街の魅力の発信と地域の活性化をミッションに活動しているNPOカワゴエ・マス・メディアさんとコミュニティFM局ナナコライブリーエフエム(周波数77.5MHz)で番組「ラジぽて縁結び」を一緒につくらせていただくことになりました。
サブタイトルはBREW-UP、毎月第一、第三金曜日の21:30からの30分番組です。埼玉・狭山出身のマルチタレントの大野 ひろみさんと一緒にパーソナリティを務めます。毎回2曲を僕がセレクトし、地域をテーマにお話ししてきます。詳しくはこちらをご覧ください。
https://koedo.info/210329nanako/
https://koedo.info/aboutus/
視覚情報のない音声メディアもいいものです。特にラジオは、マスメディアなのに、one to oneなパーソナルな雰囲気があるのが不思議です。

キノコの日

気温の低下とともに鍋料理が美味しい季節になりますが、10月の真ん中である15日をキノコの日として、キノコを楽しもうということで日本特用林産振興会により定められているそうです。鍋はもちろんのこと、しいたけを七輪で焼いて醤油をちょいとたらす、新そばを舞茸の天婦羅とともに楽しむ、美味いですね。舞茸の中でも、香り、旨味ともに最高と言われているのが黒舞茸。そしてこの黒舞茸の量産化に成功した大平きのこ研究所さんの最新鋭の工場が飯能にあります。

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多くの伝統的な祭りが開催されない現在、多くの人達が寂しい思いをされていることでしょう。川越でも、10月第三週の週末である10月16日、17日は、川越まつりが本来であれば開催されていたところです。川越祭りは川越氷川神社の例大祭として江戸時代に起源を有する、伝統行事としてずっと続いてきました。川越氷川神社宮司の山田さんのお話しがずっと心に残っています。それは、「祭りとは巨大な記憶装置だ」ということ。文化が祭りというものの中に記録されている。その中はマニュアルなどで事細かに祭りの手順などが記載されているものではなく、口頭で、そして経験を通じて伝承されていく。「祭りのときに過去こういうことがあったよね」という出来事の思い出としての記憶も含めて、文化が象徴的に留まっているもの。祭りが行われないということは、イベントごととしての楽しみや、観光的経済活動という次元を超え、実施されないと話したり集まったりすることがなく、経験されないため、文化としての記憶の断絶が非常に危険な事態であるといえます。

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祭エール

川越まつり祭エール

僕もビールメーカー「COEDO」の代表として、祭りが開催されないこの喪失感に対して、なにか出来ることはないかと考えていました。ビール界では20℃程度の中温度帯を好む上面発酵酵母により醸し出すビールのことをエール(ALE)、10℃程度の低温度帯を好む下面発酵酵母によるビールのことをラガー(LAGER)と呼んでいます。また、運動会やスポーツなどを応援する際にエール(YELL)を送るという表現は、多くの方にとって耳なじみのある日本語となっています。COEDOビールは、この二つの同音異義語にクラフトビールメーカーならではの想いを寄せ、ビールのエール(ALE)と応援のエール(YELL〉を結びつけ、今までも多くの団体の記念日に向けて、特別な“アニバーサリー”エールとしてエール(ALE)を醸造することでエール(YELL)を送ってきました。祭の復活を祈念し特別醸造したクラフトビール「祭エール-Matsuri Ale-」を開発し、売上の一部を次年度のお祭り開催のために寄付することができないものだろうかと思い至りました。売上の一部を次年度の祭り開催のために寄付するものです。日本の祭りへの精神性の現れの一つでもあるそれぞれの当地の米をテーマとし、特別なビールを醸造しています。

東北祭エール

地元の川越まつりを第一弾に、東北六魂祭とエールを送らせていただいてきましたが、秩父夜祭を応援する「秩父夜祭エール」を秩父ビールさんとのコラボレーションにより10月8日から発売させていただきました。こちらは放送から10周年を迎えた人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」から秩父夜祭のシーンをラベルに使用しています。

秩父夜祭エール

2021年の秩父夜祭については、12月2日、3日の両日とも屋台・笠鉾の曳き廻しは行わず、規模を縮小して実施することが発表されています。全国で祭が今までの様に従来通り開催され日常が取り戻される日を願ってやみません。

ON AIR SONGS

なかなか遠くに旅が出来ない今だからこそ、音楽を通じて異国を感じ、原風景に身をゆだねるような(酒を呑みながら)曲を選んでみました。

gorillaz 「desole」

アン・サリー 「蘇州夜曲」


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