ラジぽて縁結び BREW-UP 第23回放送2022.4.15

2022年5月28日 22:06

ICTを利用した街の魅力の発信と地域の活性化をミッションに活動しているNPOカワゴエ・マス・メディアさんとコミュニティFM局ナナコライブリーエフエム（周波数77.5MHz）で番組「ラジぽて縁結び」を一緒につくらせていただくことになりました。

サブタイトルはBREW-UP、毎月第一、第三金曜日の21:30からの30分番組です。埼玉・狭山出身のマルチタレントの大野ひろみさんと一緒にパーソナリティを務めます。毎回2曲を僕がセレクトし、地域をテーマにお話ししてきます。詳しくはこちらをご覧ください。

https://koedo.info/210329nanako/

https://koedo.info/aboutus/

視覚情報のない音声メディアもいいものです。特にラジオは、マスメディアなのに、one to oneなパーソナルな雰囲気があるのが不思議です。

4月の食

4月の旬の食材は、新玉ねぎ、新ジャガイモ、新ゴボウ、春キャベツ、さやえんどう、アスパラガス、そら豆、たけのこ、フキ、ワラビ、ゼンマイ、コゴミ、魚は、さわら、メバル、しらす、きびなご、等々。”新”という言葉がついているのが、初物として、食による季節の到来を心待ちにサイクルとして楽しみにしている日本人の心持ちと感じます。これも日本列島が盾に3000㎞と長いことならではの楽しみとも言えます。新たまねぎは、瑞々しい甘みを楽しめるこの季節ならではの美味しさですが、今の時期、新たまねぎは気候のより温暖な九州、例えば熊本や佐賀で収穫されたものが関東まで来ています。これが縦にリレーされていくわけです。私はオーガニック野菜果物の専門商社である株式会社協同商事の代表を務めているので、農作物の産地や収穫時期については実に身近な情報です。

新たまねぎ

たまねぎの産地リレーは最後は夏の北海道につながるわけですが、北海道の広大な大地で収穫されたたくさんのたまねぎが貯蔵され、春の新たまねぎが収穫されるまで、日本の食卓にとどけられています。新たまねぎには早く育つ品種で、例えばスーパーアップや七宝いう品種があります、収穫してすぐに流通されますので、まだ薄皮も茶色くなっていませんね。いつもののたまねぎは貯蔵性が高い品種で、乾燥させ薄皮も茶色になっています。新たまねぎは収穫したての瑞々しさを生食で楽しむことが、食べ方としてもおすすめです。辛みを取り除くために薄くスライスして水にさらし、鰹節と醤油をかけた「新たまねぎスライスのおかか和え」など美味しいですね。これは酒の上質なつまみにもなります。

COEDOビールのピルスナー瑠璃-Ruri-は野菜料理との相性がよいのでおすすめです。

たけのこ

たけのこは、日本や中国でよく食べられる、アジアの食文化ですね。たけのこはあく抜きのひと手間はかかりますが、新鮮なものはとても美味です。ゆでてお浸しのようにシンプルに、出汁で炊いて、たけのこご飯でいただくなどは日本の味ですね。レシピサイトなどでみつけたグリーンカレーに入れるエスニックな使い方のも美味しそうで、おなかが減ってきます。たけのこの”あく”とは、シュウ酸で、米ぬかと一緒に煮ると米ぬかの中のカルシウムとシュウ酸が反応して、マスキングしてくれるという仕組みです。

4月の風景

4月の風景と言えば花。桜の花見に始まり、埼玉では秩父の羊山公園の芝桜も有名です。

春めいてきて道端ではすみれの花が可憐に花を咲かせています。埼玉は花の栽培も盛んです。川越の福原地区にも何棟もの温室が連なる大きな花農家さんもいらっしゃいます。埼玉県はパンジーの出荷高日本一なのはあまり知られていない実績です。野の花であるすみれは春に咲く多年草ですが、パンジーは春から秋まで、暑い夏を除きロングランに咲いてくれる一年草です。私は植物が好きで、ガーデニングや園芸が趣味であったりします。植物に触れていると、自分自身が自然の一部であるような一体感も感じられ、作業そのものも気に入っています。