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ワープロ黄金期だった10代 Word processor

某月某日。
とあるネット記事を読みました。

1989年に「ワープロはいずれなくなるのか?」という質問を製造、販売していたメーカー(当時)に答えてもらった内容の記事を、30年後の現在で振り返ったもの。
いかに“時代の先読み”をする事が難しいか再確認出来た記事ですね。とても面白いです。
その中でも、東芝さんの回答「~ワープロ10に対してパソコン1ぐらいの割合」とか、松下電器(現Panasonic)さんの回答「~パソコン社会よりワープロ社会到来」という回答には驚きでした。

30年前の記事を読み返す行為は自殺行為に近いっすね(苦


ワープロ全盛期だった1989年(注1)だったので、強気な発言をしてても無理ないですなー。

ワープロ世代だった私も随分お世話になりました。
そんな私が初めてワープロに触れたのは、上記DIME記事が掲載される2年前の1987年。当時小学生(5年生)だった私は、幼馴染の友人宅で所有されてたワープロです。

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※上記画像参照先はコチラ

上記画像とは型番が異なりますが、SHARP製の『A-540』という9インチCRT画面搭載のオールインワンタイプ(注2)。そのワープロを自由自在に使いこなす友人を見て驚いたことを今でも覚えています。当時のクラスメイトでワープロを使いこなしていたのは、彼を含めて数名だったので、尊敬の眼差しでみていました(ワープロに関しては)。

衝撃的な出会いから3年後の1990年。
やっと我が家にもワープロがやってきました。
初代ワープロは、SHARP製の『A-20』という機種。『書院』ブランドを選んだのは幼馴染の影響ですね。

画像2

※上記画像参照先はコチラ

『A-20』はFDD(フロッピーディスクドライブ)非搭載だった為、作成した文章を保存することが出来なく、文章の作成に四苦八苦したのを覚えています。
保存できないので、電源はつけっぱなし。内臓バッテリー搭載とかありえない時代だったので、ACアダプター差し込みっぱなし。
インクリボン使うのもったいないので、専用の感熱紙つかってプリントアウトしたりと、ようそんな機種使ってたなーと、その頃の自分の突っ込みたくなりました(笑

初号機を使いこなすこと2年後の1992年。
二代目のワープロがやってきました(単に買い替えただけ)!
同じくSHRAP製で、『WD-Y330』(注3)というラップトップ型(注4)ワープロ。
『Rupo』(東芝)、『OASYS』(富士通)、『文豪』(NEC)といったワープロ四天王(『書院』含む)の中でも、『書院』を使い続けていたのは、何度も言いますが、幼馴染の影響ですね。

画像3

※上記画像は後継機種の『WD-Y40』、参照先はコチラ
『A-20』と比べると大幅にグレードアップされてた『WD-Y330』。画面は大きいし、FDは使えるし(保存最高ー!)。
当時高校生だった私は、所属していた部活動(注5)で使用する為、フル回転させていました。『A-20』同様、感熱紙ガンガン使いました。FDも容量MAX(1.6MB)になるまでデータ(文章)ぶち込んでいました。
家族では私しか使わなかったのに、よく買ってくれたなー。そんな両親に敬意(笑

(私的に)この頃がワープロ黄金期でした。


二代目ワープロはその後、就職先でも使用(住所録管理の為)することとなりましたが、パソコンへ乗り換えた為、2000年代初頭には自宅の押し入れの中へ追いやられ、2005~2006年頃廃棄処分しました。
ワープロはずっと使いたかったんですが、時代の流れには勝てませんでした。文章作成にはとても最適だったんですが、それを上回るパソコン(ノート型)の快適さには勝てませんでした。
ワープロが好きだっただけに残念、無念...orz

最後に、ワープロについてあれこれ調べていたら、
2018年にネット接続を試みた強者を発見しました。

接続出来たんだ...すげーなー。

皆さん、ネット機能搭載のワープロご存知でしたか?
私は、すげー高くて、買う気が全くなかった記憶しかありません(笑

以上、私とワープロにまつわるお話でした。

※注1→出荷台数は1989年、出荷金額は1991年、世帯普及率は1998年がピークだった。
※注2→9インチCRT、3.5インチフロッピーディスク、熱転写プリンタ内臓のオールインワンタイプのワープロ。業界初の「AI辞書」を搭載(4万例)したことで話題になりました。
※注3→時期的にこの機種だったと思います。
※注4→ノート型と同義語。英語圏ではそのような呼び名が主流だとか。
※注5→演劇部に所属していました。

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