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サステナぶるなよ

左翼的な活動と右翼的な活動をバランス良く取り入れていた私だが、東京転勤が決まり札幌を離れるタイミングで、当然、どちらの活動も小休止させた。今年の春に札幌に戻ったため、先日久々に左翼の会に参加した。まあ、もちろん、「左翼の会」は、自嘲気味に揶揄して使っている言葉。政治団体というわけではない。平たく言うと、世界平和を目指し、身の回りのゴミの問題や食糧問題を学び、自分たちの暮らしの足下から見直していこう、という環境市民団体である。郷に入りては郷に従え、で、私はこの時は、リベラルな博愛主義者を貫く。これは、仮面を被っているということではない。私は実際、リベラルな博愛主義であり、一方で保守を重んじる愛国主義でもある。これらは、実は根本で繋がっている。相反するものでは決してない。分かりやすいだろうから、右翼左翼という言葉を自嘲して使っているものの、現代において、もはや右と左の横軸でイデオロギーを分けるのはナンセンスだと私は思う。おっと、これ以上、この話はするまい。

環境市民団体の一員として、ここ数年、誰もが嫌と言うほど耳にするSDGsをどう思うかということを話しておこう。私はこの会では、一番の若手である。まだまだ青二才のひよっこ状態なので、どちらかと言えば自ら発言するより黙って話を聞く役どころである。本日の会議の後のフリートークタイムで、SDGsが話題となった。私が感じている、この枠組みの胡散臭さをほぼ全員が感じていたのは嬉しかった。そりゃそうだわな、と改めて思うのだが、ここでその正体について思うところを述べると長くなるのでやめておく。結論として、私が言いたいのは、SDGsのバッチを付けたり、名刺にロゴを入れている人やその会社は、たいていバカだということである。バカと言うと身も蓋もないので、少し説明を加えると、本質に迫ることも、理解しようとすることも放棄して、ただ漂う空気の流ればかりを追いかけようとする愚鈍な人、に見えてしまう、ということである。もちろん、本意でないのに身につけざるを得ない人もいるので、その人は気の毒として言いようがない。悲しいかな、私の所属する会社の役員連中もしていた。厚顔無恥としか言いようがない。

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