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「ふることふみ」の感想

「ふることふみ」とは

漫画で古事記が読めるみたいなやつ。

八百万の精神を感じた

神様がぽこぽこと次々に生まれてくる。神様を産みすぎて、「その神様いる?」みたいな神様まで出てくる。
家の壁とか屋根とかの神様。あと入口の神様みたいな奴もいた。そいつ必要かね。昔は何かと何かの境目、境界が重要視されてたらしい。

ヒルコ様が恵比寿様

イザナギとイザナミの国産みで最初に生まれた子供、ヒルコ様。あまりに不完全な姿で生まれてきたので、海に流された。漂着した先で漁師に拾われ、世話を受けた。ヒルコ様その恩に報いようと精神力だけで人間と同じ姿になった。根性だけで人間の姿に変身するのいいね。漁師が死んだ後、ヒルコ様は漁師の名前からとってエビスと名乗るようになった。その後エビス様は大漁の神様として祀られるようになった。不完全な姿で生まれて、親に海に流されても恨むことなく(恨んでたかもしれないけど)、人々に幸福を与える神様になったのグッときた。

オオクニヌシはプレイボーイ

出雲大社に祀られているオオクニヌシ。国を反映させて偉いやつっていうイメージがあったがなかなかのプレイボーイだった。スサノオの長女と末娘に手を出してる。それくらいの器がないと国を大きく繁栄させることはできねえか。

坂本龍馬は天逆鉾を引き抜いたらしい

イザナギとイザナミが国産みの際に用いた天逆鉾が現在は宮崎県の高千穂峰にささっている。奈良時代からはささっているそうで、なかなかの歴史がある。そんな逆鉾を坂本龍馬は妻との旅行中に引き抜いたらしい。坂本龍馬にはかっこいいイメージがある。ただの迷惑野郎の側面もあるようだ。

おわり。

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