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2月12日 試行錯誤が成長のエンジン

久しぶりに白馬へ来た。
そう、この記事もいま白馬の宿で書いている。

冬の白馬と言えば、スキーだ。
今年は雪がそこそこ積もっている。

ありがたいことに滞在中はほぼ晴天らしい。
残念なことには、新雪を滑ることができない。
贅沢を言えば、夜に少し積もる程度の雪は降ってほしいが、朝にはすっかり天気が良くなっていて欲しい。
まったく人間というのはわがままな生き物だ。

今シーズンは板を新調したのでその初滑りに来た。

さすがに新しい板は良い。
こんなに板の性能を感じたことはない。
テクノロジーの進化はスキー板さえも進化させている。

とにかく正しく滑ればよく曲がる。期待以上に楽に曲がる。
楽しい。

では腕前が上がるのかと言えばさにあらず。
少し斜度のきついところに行けば、いつもどおりの体たらくだ。
バラバラ。コントロールがままならない。
なんと悔しいことか。
道具が良くても、スキルが伴わなければ、当然のことながら結果は出ない。

初心者コースの迂回路へ入り調整、振り返る。
そこである気づきがあった。
「お、こうすると、こんな結果がでるのか」

中級者の斜面で試してみる。
「うん、コントロールできる」
いままで気づかなかったが、こうすれば楽に滑れる。

何度も何度も滑ってみることで、スキルアップのための気づきが得られる。
それは確約されたものではないけれど、滑らないと気づけないことがある。
同じように滑ってみても、ある時あるきっかけで見つかるものがある。

試行錯誤だ。ビジネス的にはこれをPDCAと呼んでいる。

何も考えずに同じことを繰り返しても無駄だ。
そこには成長がない。
機械が繰り返し繰り返し動くのと同じだ。能無しだ。いや脳無しなんだ。

同じことを繰り返しているように見えても
少し変えてみる。
いつもと違うところを見てみる。

センスがある人はこの試行が当たるんだろう。カンがいいのだろう。
センスのないやつは試行錯誤を繰り返す。
繰り返した分だけ成長する。
早く回せばその分成長する。

自分はもっと試行錯誤しなければいけない部類だ。

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