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上から目線っていう人が上からだったりする話

時々正しい日本語について考える機会が訪れる。

例えば「なるほど」という相槌が相手にとって失礼に当たるとか
「了解しました」という返しが相手にとって失礼に当たるとかいう話になったわけだが、実際に失礼に当たるかは相手と自分の関係性によるところが大きい。

なるほど、と言う返しが上から目線だという記事を読んだのだが
どこが上から目線なのか?言葉にうるさい夫とも話したのだが、よくわからなかった。

私個人的には「なるほど」という言葉には、相手の意見をそのまま受け入れるという意味合いに取れる。
しかし、そうでない向きもいるらしい。

そういう人は、あいつは上から目線だと文句を言うのだろう。

しかし、上から目線という言葉自体に引っかかるものがある。
なぜなら、上から目線=私はあなたより下ではないという意味合いになり、
ひいては「当然自分のことを尊重してしかるべきである」から、
馬鹿にされたように思い「上から目線で物を言われた」という考え方になるのではないだろうか。

そもそものラインが対等ではない気がするのだ。

とはいえ、実際に失礼な相槌を打つ人もいる。
昔(今は無いが)得意先の人と電話をしていて
「うんうん」と相槌を打たれたことがあった。

何だこいつ……と思って、周りの人に言ったら
「いつもあの人あんな調子なのよね」との事だった。

あまりにひどいので上司が
「うんこちゃん」というあだ名をつけたため、
失礼な人は、面白い人になった。
彼女から電話を受けた人は
「うんこちゃんからです」と言って電話を回しているが、
電話している本人はもちろん知らない。

失礼なことをしていると、失礼返しをされるという一例である。

この人のほかにも失礼な事を言う人はいたが、このあだ名に勝るあだ名をつけられて人はいなかったので、
人のふり見て我が振りなおせではないが、変なあだ名をつけられるような失態はしないよう気を付けたいものである。

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