手製コピー本の悲劇

先ほど既刊の紹介をさせていただきましたが、手作りの良さがあるとはいえコピー本はなかなか作成が大変だなと思う事が多々ありました。

何せ昔から頭の中にあるイメージだけでやろうとするので
凹凸のある紙にカラーコピーで印刷したらトナーが剥げるとか
何なら紙の表裏でノリが違うことに、印刷してる途中で気づくとか。

手は汚れるし、紙は無駄になるし(ちなみにメルカリで激安だったレザックを使った)散々だったが、無駄になった紙も出来るだけ綺麗なところを使ってしおりに再利用したので良しとする。

あまりに仕上がりが微妙だったため、PP貼りでもしようかと思ったのだが、これまた素人が手出しすると大やけどしそうな技術だったので断念。その代わりにビニールのカバーをかけることにした。
良くレンタルショップや漫喫などで使われているアレ、である。

1枚当たり数円で見栄えが全く変わるし丈夫なので、作った本は全部カバーをかけた。(PP貼りしていないものは)
文庫本も作ったものは単価を下げるためにカバーをかけたので、合計310冊ほどはカバーをかけたことになる。もちろん私一人で、である。

こういうコツコツ系の作業はむしろ好きなのでいいのだが、手に取る側からすると同じ値段で買えるのなら印刷会社で作られた綺麗な本の方が良いんじゃないか、タダの自己満足なんじゃないか?と思う。

それでも楽しいのでまた作るんだろうなぁ。と遠い目をしながら思う私である。


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