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文科系のくせに精神的体育会系の部活ばかりに縁があった話


#部活の思い出

運動神経が崩壊気味なので、文化部にしか縁が無い私だが
何故か所属する部活が謎の体育会系ノリの部活が多くて思い出してもなんか変な感じである。

まず、小学生の時に選ばれた選抜の合唱部に入れられ(拒否権無かった)
歌う前に走らされる。

中学生の時に音楽部に入るも、先輩たちの下働きばかり。
楽器演奏が出来るのは二年からで、一年は合唱ばかりやっていた。
(別に合唱は嫌いじゃない。ただ、アルトパートなのでパート別練習が暗くて切ないだけだ)

二年になったとき、同じ部活で楽しくやれる自信が無くて、当時仲の良かった子と一緒に家庭科部へ移籍した。
家庭科部は上下もそんな関係なく、楽しくやれた。

中学を卒業して、念願の漫研に入った。これでお絵描きできる!と思った私だが、下書きの段階で先輩に見せて3人以上のオッケーをもらわないと清書できないという謎ルールがあった。

絵くらい好きに描かせてくれ。

めっちゃそう思った。が、気が弱いので言えず黙って先輩に見せていた。
先輩も良かれと思っていろいろ言ってくれる。
私は絵に字を組み合わせるのが好きなのだが、それは「ポスターみたいだからダメ」だと言われた。
仲のいい先輩だったので反論せず飲み込んだが、そういうスタイルのイラストがあってもエエやんか、と今なら思う。
何なら自作の本を装丁した時の高揚感は、あの時できなかったことを取り返したんだ……という高ぶりでもあった。

そんなこんなでイラストを描き続けていた高校時代の部活動は
まあまあ体育会系だった。おかげで少しは上達したと思うが、それよりやっぱり自由に描かせてほしかったなという思いは残っている。

だからと言って本当に自由だと、卒業して数年たった後の後輩の部室を訪問した時のレベルの下がり具合にがっかりした思い出も記憶に新しいので、何が本当にいいのかは、いまだに何とも言えない。


ゆるくも厳しくも、部活動自体は心に残っているので
入ってて良かったなと思う次第である。

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