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24歳の誕生日を迎えて/場を育てる人に⑵

7月14日・火曜日、雨ときどきくもり

今日は前回の続きを書いていきたいのですが、その前に本日24歳の誕生日を無事迎えることができたことをここでご報告させていただきたいと思います。

24年分の感謝を込めて

まず、何より今日まで健康な体で生きてこれて本当によかったです。

そして、一本目の投稿にも書いたのですが、私の可能性を信じ、伸ばしてくれる人たちに多く出会えたからこそいまの自分がいると思うので、やはりそのことにも感謝しなければと思います。

家庭の中で行き場のない思いを抱えてきた私が、素直な感情を取り戻すことができた話についても前々回書きました。

さらに前回の投稿で用いた言葉でいえば、「線的な人とのつながり」と「空間的な人とのつながり」の両方に心救われてきたのだと思います。

その意味では、出会ってきたすべての人に感謝しなければという気持ちにもなりますね。

周りの人たちの優しさが私をかたちづくっている

私は周囲の人たちにとってどんな存在でいられているのでしょう。

ありがたいことに、穏やかで優しい人、物腰の柔らかい人と言っていただけることが多く、それは大変うれしいのですが、自分自身のことで精一杯になってしまうことも多々あるので、「まだまだだなあ」と歯がゆい気持ちになることもあります。

それでもよく思うのは、私の周りにいる人たちがみんな優しいから、私も穏やかで優しい気持ちでいることができるんですよね、ほんとうに。。。

これだけは大いに自慢できることだなって思っています。

「いま」に対する執着が増した

一つ歳を重ねるに際し、ここまで生きてきた中での感謝の気持ちとともに、最近とくに感じていることがあります。

一日、一週間の時間の流れがとても早い、もうめちゃくちゃに早い。。。

忙しく充実してくるにつれ、仕事して寝るだけでほとんど一日終わってしまう日なんかもあって。

どんどん時間の進む体感速度が加速していくように感じて、ああ、人はこうして年老いていくんだなあ~と悟ってしまいました。。。

いつかくるこの命の期限が実はそう遠くない未来なのかもしれないと思えてきたとき、

「いまやりたいこと、やれることをやらないと絶対後悔する!」

そんな気持ちが沸き起こってくるようになりました。

思いつきでもなんでもいいから、やりたいことは全部とりあえず「やりたい!」って言っていきたい。

なんだかちょっと気恥ずかしい気もするけど、そんなこと考えてる時間すらもったいない。

ひとりでできそうにないことなら、意思を示して人を巻き込んでいくしかないっしょ!

そんな思いから、まずはやりたいことリストをちょくちょく書き溜めていくようになりました。

いまの社会状況を考えると、すぐに実行できることはあまりないかもしれないけれど、時機を見てすぐ行動に移せるよう種をまいておくことが大事かなと思っています。

原風景

前回、場を育てる人に、ということを書いたのも、そんな思いの延長でした。

私自身の中でもまだどれだけ本気度の高い思いなのかよくわからないけれど、ぼんやりとしたイメージでしかないけれど、とりあえずいま言葉にしておきたいなと。

誰かにとって、また自分自身にとっても居場所となるような空間をつくり、育ててみたい。

それで、どんな場をつくってみたいかを考えてみたときに、少し文脈が異なるかもしれないけれど、以前参加したイベントでの、原風景を大切にという話をふと思い出しました。

そしてこれまでの記憶を辿りながら、強く信じることのできる、心動かされた原風景を私は探し当てることができました。

大好きだった祖父母の立呑屋

私にとって心に残る風景。

それは、母方の祖父母がかつて営んでいた立呑屋です。

母方の家系は江戸時代まで武士だったらしく、廃刀令以後、酒屋に転身したのだとか。

お店には地元の人たちが連日集まり、地域に愛される居酒屋であったように思います。

私の自宅から近かったのでよくお店に遊びに行っては(子どもだったのであまり長居しないようにはしていたけれど)お客さんに交じっておしゃべりしたり、阪神タイガースの野球中継を一喜一憂しながら一緒に見たりと、楽しい思い出がたくさんあります。

お店に来る人たちには、地元で土木関係の仕事だったり、植木屋だったり、ペンキ屋だったりをしている人もいて、汗水たらしながら仕事している姿がとってもかっこいい。

しかし、そんな人たちがお店に入り、お酒をちびちび飲み始めるとしだいに表情が緩んでいく。

ガハハと豪快に笑い飛ばしながらその場にいるお客さん同士で盛り上がる、一体感のようなものもある。

安らかで満足そうなお客さんたちの様子、そこに自然とコミュニケーションが生まれる自由な空間がいまでもよく思い出せるのです。

ガヤガヤとした雰囲気でいて、子どもの自分でも溶け込めてしまうくらいの、不思議な居心地の良さを感じていました。

また、お客さんたちには大変かわいがってもらいました。

誰とどんな話をしたとか、どんなことをしてもらった、といった個々人とのつながりはよく思い出せないけれど、優しさに満ちた空間であるように感じていたことはよく覚えています。

自然と人の優しさが引き出されるお店をつくってみたい

そんなことを思い出しながら、私自身もあんなお店をいつかつくってみたい、そんな気持ちが芽生えてきました。

素の自分でいられて、優しい気持ちが引き出される場所、自然とそこにコミュニケーションが生まれていく、楽しく愉快な空間を育ててみたい。

その場にいる人たちの力の抜けた穏やかな表情を見ながら私も一緒に笑っていたい。

✳︎ ✳︎ ✳︎

ここまでは現実的なことを何も考えない単なる妄想。

調理経験もないド素人の私がこんなこと祖父母に話したらまちがいなく、「考えが甘い!」って一喝されるでしょうね。。。

損益分岐点の高さやマーケティングの難しさ、コロナ禍での惨状も目の当たりにして、敢えてそこに参入するなら、相当な知恵と勇気が必要になるだろうとは思います。

いまの仕事での経験もいかしてM&Aをうまく活用できれば、障壁はだいぶ下がりそうだし、事例もあるみたい。でもそのあとがきっと大変。

それでも、、、

夢想でもなんでもいいから、とりあえず言い続けていきたい。

自分自身が信じ続け、意思として周りに示していかなければ何も始まらないから。。。

まだほんの思いつきで、少し先の人生の一つの選択肢くらいに思っているのですが、大切にあたためていきたいなと思っています。

勢いで書いちゃった、、、

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