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心にウソはつけない

よく、「あなたは強いから…」
みたいなことを言われる。

その言葉の裏には、
「私は、そんな風になれないけど…」

確かに、自分で言うのもなんだけど、
メンタル強いんだとは思う。

でもね…
その強さって、
弱さとちゃんと向き合ってるから。
なんだと思う。

自分自身の見たくない部分、
認めたくないような弱み、
それを否定するんじゃなくて、
受け入れること。

他の誰よりも、
自分で自分を信じてあげる。
醜い部分や、だらしない部分も、
自分だけは、丸ごと受け入れてあげる。

カッコつけたり、取り繕ったりしても、自分の心にウソはつけない。

こういうことを言うと、大抵、
「現実はそんなに甘くない!」って、
切り返される。

でも、その甘くない現実は、
ゴマかしながら生きてきた積み重ね。
偽りの自分の上に積み上げてきた、
ウソで塗り固められたニセモノの世界。

それが壊れないように、
壊されないように、必死で守ってる。

積み重ねるほどに、
自分の心に重くのしかかって、
苦しむことになるだけなのに。

後戻りできないくらい、
積み重ねてしまった現実に、
押し潰されそうになって、
はじめて気づく。

自分の手に負えない状態になって、
責任を放棄する。

「しょうがないじゃん!」
「今さら、どうしろって言うの!」
「もう後戻りできない!」

辛く厳しい現実のせいにして、
自分で始めたことなのに、
自分のせいじゃないって、
逃げ回ってる。

辛く厳しい状況を作り上げたのは、
自分自身なのに…

今、あなたが苦しいのは、
あなたの心が助けを求めてるから。

誰かに助けを求めても、
本当の意味で自分を救えるのは、
あなたしかいない。

白馬に乗った王子様が現れて、
美しい世界に連れ去ってくれる?

白馬に乗った王子様は、
辛く厳しい現実に向き合って、
自分の力でなんとかしようとしてる人にしか、手を差し伸べてくれない。

寄り添って、共に歩むことしかできない。
あなたが立ち上がるのを待っている。

本当の強さって、
誰よりも、自分の弱さを知ってること。
弱い自分を受け入れてること。

弱い自分を認めるから、強くなれる。
ちゃんと向き合うことでしか、乗り越えられない。

そこに逃げ道はない。
言い訳も通用しない。

逃げ回るほどに追い詰められていく。
心にウソはつけない。

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