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滋賀レイクス 2024-25シーズンチーム編成について

「Get Louder!」をスローガンに、2024-25シーズンを戦う滋賀レイクスの開幕ロスター13名、チームスタッフ11名が決定しましたことをご報告させていただきます。



2024-25シーズンロスター

#2 マーキース・カミングス  (SF/PF.、198cm)
#6 岡田 泰希(PG/SC、176cm)
#7 游艾喆(PG、180cm)
#8 宮本 一樹(SF/PF、196cm)
#12 ブロック・モータム(PF、208cm)
#16 野本 大智(PG、183cm)
#17 常田 耕平(PG、186cm)
#18 大庭 圭太郎(PG、173cm)
#21 田原 隆徳(PG、181cm)
#22 市岡 ショーン(PF/C、198cm)
#25 江原 信太朗(SF、192cm)
#32 ハビエル・カーター(PF/C、203cm)
#77 森山 修斗(SF、195cm)

原毅人 代表取締役社長兼スポーツディレクター コメント

今シーズンより代表取締役社長兼スポーツディレクターという役職でチームのマネジメントに引き続き関わらせて頂き、主な役割として全体統括やディレクションを担っております。

眞庭城聖GMより編成の意図・目指すバスケスタイル・チームビルドの方向性に関して、中山太PBOからはグローバルへのレイクスファンベース拡大の展望に関しては、それぞれ以下の通りのコメントで纏めさせて頂きました。

私と致しましては、今シーズンの編成においては中期目標【LAKE 5 GOALS】の策定と達成を見据えた日本人選手の獲得、そして何より「中山PBO・眞庭GM・前田健滋朗HC」を含めた新チームマネジメント体制を構築することが出来、今シーズンも充実した編成を完了する事が出来たと振り返っております。

眞庭GMと前田HCが密なコミュニケーションを取りながら実現した終盤の外国籍選手のリクルーティングは決して簡単なものではなかった思っておりますが、素晴らしい選手の獲得を実現してくれたと思っております。B1に復帰した直後のシーズンに目標として【3UP CHALLENGES】を力強く掲げる事が出来た理由としても、ロスターはもちろんですが、眞庭GMと前田HCであればチームビルディングに優位性があり、目標達成のアップサイドが十分に狙えると期待出来ることから設定させて頂きました。私達であれば今シーズンスローガン”Get Louder!”に込めた想いの通り、選手・ブースター・クラブで一体となり、レイクス史上最高のホームコートアドバンテージを一緒に創り出していけると確信しています。

>>中期目標【LAKE UP 5 GOALS】および2024-25シーズンスローガンとシーズン目標が決定

また、新たに策定した企業理念【LAKES STATEMENT】と共に歩み出す1stシーズンに相応しいメンバーが集まってくれたとも思っており、「Lake up together」をコーポレートスローガンでのもと、”Lake up”という共通言語をチームからも広げていけたらと考えております。

>>企業理念【LAKES STATEMENT】策定について


皆様、今シーズンのチームにも大きなご期待とご声援を宜しくお願い致します。

Go Lakes!Let’s Lake up!

眞庭城聖ゼネラルマネージャー コメント

昨季を「B2優勝」で終われた事はとても大きく、優勝を経験することができた選手のメンタリティーは更に成長したと思います。B1に復帰する今季は、昨季の原毅人スポーツディレクター(昨季はGM)が「Winning cultureの形成」と定義した2年目にあたります。このカルチャーを根付かせるため、昨季からの継続組に加えて、新たに指揮官に就任した前田健滋朗ヘッドコーチ、そして新加入選手たちが、カルチャー構築に向けてどのように強みになるのかを説明していきます。

1.若さ×経験でのチームカルチャー構築
今シーズンのロスター13名は、若手(25歳以下)が6名、中堅(26~29歳)が2名、ベテラン(30歳)以上が5名となっており、最も比重の大きい若手の中でも、江原信太朗選手と游艾喆選手は大卒ルーキー、大庭圭太郎選手は現役大学生の特別指定選手と、若さが際立つ布陣となっています。
この若い布陣を活かし、運動量が高く、展開の速いバスケットボールが実現できると思っています。フィジカルやパフォーマンス面で発展途上の選手たちであり、伸びしろの成長が期待出来る事から、長期的な目線での育成が計算できます。Bリーグが注目度の高いリーグになり競争が激化している状況の中で、契約やプレータイムなどを獲得するために、プロフェッショナルとしての意識、競争心が高い集団になることを狙いとしています。
一方で、若いチームとなるとチームカルチャー構築の部分でコミュニケーションやリーダーシップに不安が残る懸念もあります。外国籍の編成はここを補うためのリクルートとしました。外国籍の選手の平均年齢は34歳と高いですが、原SDの「プレー面、性格面でも良い外国籍選手と組ませることによって日本人選手も成長スピードが上がる」という考え方には私も賛同しており、この考えに沿った編成をしています。若いチームの不安要素を補うため、外国籍選手には豊富な経験を活かしたリーダーシップを発揮してもらうことで迅速なチームカルチャー構築を進めたいと考えております。

2.前田HCのバスケットボールを実現するための編成
新指揮官の前田HCは速い展開のバスケットボールを得意としています。新加入の岡田泰希選手、大庭選手、游選手、そして継続組の田原隆徳選手、野本大智選手には、全体のスピード感と運動量を上げてコート中をかき乱し、スティールを量産、ピック&ロールでゲームメイクをしてくれる存在として力を発揮してくれることを期待します。

相手にアグレッシブにプレッシャーかけ続けるディフェンスにおいて、継続組の野本選手、田原選手のガード2名に加え、江原選手、宮本一樹選手は特にここの分野に秀でているので、B1の強度でもフィジカルを生かしたディフェンスをコート上で体現してくれるでしょう。

高確率な3ポイントシューターを揃えることでスペースを広げ、ドライブしやすくなり、相手のディフェンスを崩すことができます。シュートとドライブ両方が得意な森山修斗選手、常田耕平選手、ブロック・モータム選手、ハビエル・カーター選手、マーキース・カミングス選手によってドライブアタックを増やし、高確率なオープンシュートに繋げていきます。外国籍選手が全員ピック&ポップ(ピック&ロールでスクリーナーとなった後に3Pラインの外に出る動き)ができる布陣であると共に、ここに献身性に優れた市岡ショーン選手、カーター選手のピックからダイブ(ピック&ロールでスクリーナーとなった後、リングに向かって行く動き)もできる選手を入れることで、オフェンスの選択肢を増やし、戦略に幅を持たせることができます。

ハーフコートでのバスケットボールでは、カーター選手と市岡選手によるピック&ロールのスクリーン強度を生かし、それぞれタイプの違うガード陣を組み合わせる事によって、ハーフコートでも速い展開を実現してケミストリーを構築していきます。

前田HCはリクルートの際に選手の人間性にも特に重点を置いておりました。一人ひとりと向き合いコミュニケーションを取り、選手たちと共通理解を深める事をとても大事にしております。この部分に関して今回のリクルートは特に成功した部分と感じています。人間性を重視した編成により、コミュニケーションによる意思疎通が早まりカルチャーの構築と戦術理解を早めることができると確信しています。

上記の要素を満たすことで若いチームでも"Upset"を起こせる可能性が高いメンバーを揃えることができたと考えています。

3.長期的な目線での育成
中期目標「LAKE UP 5 GOALS」で示したように、滋賀レイクスは3シーズン後の2026-27シーズンでB.LEAGUE PREMIER(2026-27シーズンからスタートする最上位リーグ)初年度のチャンピオンシップ進出、さらに2年後の2028-29シーズンでの優勝を目標にしています。ここを見据えて長期的な計画で選手の成長とチームカルチャーを構築するため、今季は若手選手、複数年契約を結んでいる選手を増やしています。
チームカルチャーの醸成は一朝一夕でできるものではなく、ある程度時間をかけて醸成されるものです。1日1日、1年1年で積み重ねていくことでしか構築できないものであるため、選手一人ひとりがその意識を持って取り組むことが重要です。特にベテランの外国籍選手3人、レイクス在籍歴がチーム最長の野本選手、森山選手、"熱男"代表の田原選手のリーダーシップには期待しています。野本選手、森山選手、田原選手はキャリアの中では中堅年代ではありますが、今季の滋賀レイクスではチームを引っ張っていく立場になりましたので精神的にも成長していく姿をイメージしています。

4.チームスタッフの補強
ベストなコンディションで戦い続けるサポートをするため、メディカルチームには阿部慶太郎ヘッドアスレティックトレーナーと近藤一穂アスレティックトレーナーの継続組2名に加えて鍼灸師の資格を持った奥村雄真トレーナーを補強し、選手のケアの向上とコンディション管理を強固にしました。
ここに、北山修子ストレングス&コンディショニングコーチによるフィジカルUP、マーク貝島アシスタントコーチ、ヒルライアンアシスタントコーチによるスキルUPによる成長が期待できます。
新加入の森一史アシスタントコーチ、桶谷健人ビデオコーディネーターは映像分析とスカウティングを得意としており、解析度UPで戦術戦略の構築に貢献してくれることを期待します。
チーム運営を支えるマネージャー陣には経験豊富な高島好子ヘッドマネージャーに加え、昨季広島ドラゴンフライズでB1優勝を経験した諸見川航マネージャーが加入し経験値UPを実現することができました。

最後に、私がチームカルチャー構築のために主に意識して取り組むことは、ストイックでプロフェッショナルなチームを作りだと考えています。ウイニングメンタリティをもった集団を作ります。逆境に立ち向かい、チームのためになる自己主張(発言)をして、自己犠牲を払う(チームメイトを鼓舞する、応援する)ことができるチームにしたいと思っています。プレー以外の面でもエンターテイナーとして観客・ブースターを楽しませる事ができる集団を目指します。

これらの要素を土台にしてチャレンジャー精神を持って1つでも多くのアップセットを起こせるチームを作り、シーズンに挑みたいと思います。滋賀レイクスにとって、「1シーズンでのB1復帰」を達成した昨季に続くチャレンジングな1シーズンになると思いますが、ブースターの皆様から𠮟咤激励を受けながら成長していきたいと思っています。

2024-2025シーズンも応援の程宜しくお願いいたします。

Go Lakes! Let's Lake up!

中山太 プレジデントオブバスケットボールオペレーションズ コメント

昨季はチームの目標であった「1シーズンでのB1復帰」「B2優勝」を達成することができました。レイクスブースターの皆様と共に作り上げたホームコートアドバーテージの後押しが、チーム目標達成に大きく寄与していたと思っています。レイクスブースターの声が作り出すホームの雰囲気はレイクスが誇れるアセットです。実際に、新規加入メンバーの中には、ホームアリーナの雰囲気に魅了されて入団を決意したとのコメントを発信してくれた選手もおりました。

昨季の戦いを知る選手、B1での戦いの厳しさを知る選手、そしてBリーグにおける自らの価値を証明しようとする選手で構成されるのが今シーズンの滋賀レイクスです。バックグラウンドやモチベーションは様々ですが、一つだけ「レイクスのユニフォームを着て戦うことに誇りと喜びを持っている」ことが共通点としてあるのではないかと感じています。
私が特にリクルートに関わった游艾喆選手においても同様で、台湾で世代No.1ガードと評される将来有望なタレントが、数多くのオファーの中から「レイクスが良い」と選んでくれたことは誇らしく嬉しい気持ちでいっぱいです。

游選手の加入により、今シーズンは台湾からも多くのブースターがレイクスのホームゲーム観戦に来られるでしょう。バスケットボールに言葉や文化の壁はありません。レイクスブースターの皆様には、游選手が繋いだ縁によって新たにファミリーとなる台湾のブースターの皆様を最大のWelcomeで迎えていただきますようお願いいたします。

レイクスのファンベースを滋賀から日本全国に、そして海外にも拡大しレイクスの価値を高めて参ります。「Get Louder!」でレイクスブースターの声の力を日本全国、世界中に響き渡らせましょう!レイクスブースターの声と共に今シーズンも戦って参ります。

Go Lakes! Let's Lake up!

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