【#レイクスなかのひと】 スポンサー価値を生み、クラブ経営の成長担う!キーワードは「一体感」
滋賀レイクスには選手だけでなく、魅力的な個性を持ったスタッフ、通称「なかのひと」が数多く在籍しています。仕事に対する熱い想いや考えを紹介する事で、レイクスの違った一面も知ってもらいたい、より身近に感じていただきたいとの願いを込めてお届けする【#レイクスなかのひと】。
第3回目はスポンサーセールス担当の谷川瑛斗さん。
Bリーグが毎年開示しているクラブ決算概要によると、「スポンサー収入」は全クラブ平均で収入全体の6割を占めており、それは滋賀レイクスにとっても例外ではありません。
また、レイクスは今季から新たな企業理念【LAKES STATEMENT】を策定し、それに基づいて掲げた5カ年の中期目標【LAKE UP 5 GOALS】の中で、5年後の売上高20億円を設定しており。スポンサー収入は大きな達成のための重要なファクターとなります。
レイクスでは「パートナー」と呼ぶ、スポンサー企業と日々向き合い、”Lake up”していく架け橋となっている谷川さんに、クラブ経営の成長のカギを握る仕事のやりがいや仕事観を聞きました。
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パートナー企業と、滋賀をより誇り高い存在に
-現在の仕事内容を教えてください
パートナー企業様の担当窓口として、パートナーシップの価値を少しでも感じていただくため、あるいはその価値を最大化させるためのお手伝いをしています。
レイクスのパートナー部はいわゆる"営業部"に当たる部署ですが、「フィールドセールス(FS)」と「カスタマーサクセス(CS)」の2グループに分かれていて、私はFSグループの一員として、新規の企業様にはパートナーシップ契約の獲得を目指して商談をしたり、既存パートナー企業様には戦績報告や追加のご提案を行ったりしています。
社内ではCSグループと連携し、パートナー企業様と一緒に実施する取り組みの企画設計も行っています。
僕たちがお客様との対話の中でニーズを汲み取り、それを元にCSが詳細を設計し、僕たちFSがお客様に提案するというサイクルで一緒に企画を作り上げていきます。
-滋賀レイクスならではのパートナー企業様との関係性の強みや特徴はどんなところですか?
滋賀県は他県よりも控えめな県民性である印象がありますが、パートナー企業様を含め、内側に持っている生まれ育った県への愛着・地元愛っていうのはかなり強いんじゃないかなと思っています。例えば、2022年夏の甲子園で近江高校が準優勝した時は、そのことがしきりに話題に上がりましたし、皆さん滋賀にゆかりのある人の活躍に対する応援の熱量がすごいですね。
滋賀が大都市を倒せるのって、人口や経済規模だと難しいかもしれないですが、バスケットボールだと可能性がある。勝敗だけじゃなく、毎試合チケットが取れないぐらいにぎわってるとか、そういう部分が県民としての誇りになっていく。そこにロマンを感じています。
なので、関係性としては「滋賀をより誇り高い存在にしたい」という想いに共感してくださり、そのプロセスを一緒に歩むパートナーです。応援するされるといった関係性ではなく、「一緒の船に乗る仲間」という表現の方がしっくりくるかもしれません。
一度きりの人生、地元滋賀で活力を与えたい
-レイクスに入社するまでは何をされていましたか?
新卒で大手システム会社に入社して、営業として4年間働きました。前職では電力やガスの供給にまつわる、ライフラインの肝となるシステム部分を担当していました。そこから転職し現在に至ります。
-レイクスに転職した理由は?
社会人3. 4年目に新型コロナウイルスが流行し、会社の雰囲気や日常生活、プライベートもなんとなく暗くなり、自分もどんよりしかけていた時期でした。そんな時、唯一スポーツ観戦(当時は野球と競馬)が自分の喜怒哀楽を引き出してくれていたので、本当に土日が楽しみでした。
システム会社でこのまま働き続けることを考えた時に、一度きりの人生なので、思い入れのある地元のスポーツ企業で、皆様に活力を届ける側に回ってみたいと思い、滋賀レイクスに入社しました。
バスケットボールに関しては全くの素人でしたが、そこはあまり気にしなかったですね。
-なぜパートナー部に
人と話すのが好きだとか、プライベートを投げ打つほど仕事が好きだというタイプではありませんが、仕事としてやりがいを感じる瞬間って、人に喜んでもらったり、感謝されたりする瞬間だと思います。そんな瞬間がパートナー部には多いと思った点が理由の一つです。
もう一つは、全体の売り上げのなかでパートナー部の占める割合が65%と高いからです。自分自身の頑張りがクラブにダイレクトに影響するところが面白いなと感じ、パートナー部を志望しました。
レイクスが生み出す一体感、その価値を拡げ高める
-レイクスがパートナーに提供している価値とは何だと思いますか?
一番は、滋賀県に根差したクラブを、みんなで応援しているという「一体感」に価値があるんじゃないかなと思います。
選手を広告に起用したらお客さんがお店に来るとか、そういった送客効果も、ありがたいことに感じていただけることが少しずつ増えてきました。
そういった部分も一つの価値ではあると思いますが、滋賀県にゆかりのある企業が大半なので、やはりみんなで地元や拠点のある滋賀県に根差した滋賀レイクスというクラブを応援し、ともに活動する、そんなコミュニティに一番価値があるんじゃないかなと感じています。
-そう感じた具体的なエピソードがあれば
具体的に一つあげるなら、建設業者様と一緒に行った取り組みが印象に残っています。
幼稚園や保育園、学童施設に、遊び場や遊具がないという課題にフォーカスし、ミニゴールリングを寄贈するというプロジェクトを行いました。受贈式で、選手と園児たちがバスケットを通して交流した時に、子どもたちや園の職員の方がとても喜んでくださり、またそれを見て、協賛いただいたパートナー企業様もとても喜んでくださいました。
地域貢献できたというか、自分がその媒介の一つになれた時に地域クラブとしての使命を果たせたような感覚がありました。自分自身やりがいを感じましたし、パートナーシップの価値を感じた瞬間でした。
地域への貢献を通して、さらなる満足度を追い求める
-パートナー部として今後の目標を教えてください
パートナー企業様や新しく出会う人の満足度を追い求めていきたいと思っています。試合の勝敗というのは満足度に直結する一つの要素かもしれないですが、個人的にはそこだけじゃなく、地域貢献の取り組みも一つの誇りとなり、満足度につながると考えています。
そのために、街や市の課題にフォーカスをして、我々だけじゃ取り組めないことをパートナー企業様を巻き込んで一緒にやっていく。そうすることで、「バスケには興味はないけど、滋賀県のためになるんだったら」というふうに賛同してくださる企業も増えてくるんじゃないかなと思っています。
-満足度を上げるために
今、レイクスではSDGsの活動に力を入れています。その中でも「教育」「環境」「健康」の3つを軸に取り組んでいこうとしています。中期目標【LAKE UP 5 GOALS】でも、活動回数を大きく伸ばしていくことを目標に設定しています。
教育面では、「レイクスキャラバン」という学校訪問活動をクラブ発足時から続けており、今後もバスケの普及だけでなく、子どもの学力向上や遊び場の提供などに取り組んでいきます。
環境面では、我々のアイデンティティでもある琵琶湖の環境や水質の保全に関する取り組みです。「びわ湖一周クリーンウォーク」という取り組みを昨シーズン通して実施しました。そういった取り組みを継続しつつ、試合会場でのゴミの回収とリサイクルなど、新たなことにも取り組んでいきたいです。
健康面では、滋賀県特有の問題として、平均寿命は長いが健康寿命があまり長くないというデータがあります。その課題に対して昨シーズンより「推し活プロジェクト」という、生活の中に生き甲斐を創出し、健康増進を図る取り組みが始まりました。そういった活動を通じて、心身ともに長く元気でいられるような場所にしていきたいです。
パートナー企業とブースターと、より大きな組織へ
-最後にパートナー企業様・ブースターの皆様へ
パートナー部の立場では、直接ブースターの皆様と関わる機会は少ないですが、皆様の熱い応援を見て、レイクスとパートナーシップを組むことを決めてくださる企業様も多くいらっしゃいます。
滋賀県は僕にとって大好きな場所で、思い入れのある場所です。そんな滋賀を象徴する存在にレイクスがなっていきたいという想いがあります。
パートナーの皆様、ブースターの皆様を含めたコミュニティがもっともっと大きくなれば、その目標にも近づくと思うので、引き続きの熱い応援をよろしくお願いいたします!