見出し画像

『侯景の乱始末記』、重版しました

 こんにちは、平林です。
 おかげさまで好評いただいております吉川忠夫先生の『侯景の乱始末記』、重版分ができあがりました。

激動の中国南北朝時代を独創的に描出した名著、ここに再誕
南朝梁の武帝のながきにわたる治世の末に起こり、江南貴族社会を極度の荒廃に陥れることとなった侯景の乱を活写した「南風競わず」。東魏に使いしたまま長年江南に帰還するを得ず、陳朝の勃興に至る南朝の黄昏に立ち会う生涯を送った一貴族を描く「徐陵」。そして、西魏・北周・隋の三代にわたり、北朝の傀儡政権として存続した後梁王朝を論じる「後梁春秋」。これら原本収録の三篇に加え、侯景の乱を遡ること一世紀余、劉宋の治世下で惹起した『後漢書』編者・范曄の「解すべからざる」謀反の背景に迫った「史家范曄の謀反」をあらたに採録。


 以降の出荷については順次2刷に切り替わってまいります。また、弊社の直販では(送料がかかりますが)、2刷を優先的に出荷しております。

画像1

 本当にありがたいことに、弊社に戻ってきた返品がまだ一冊もございませんので、ごく少数の店頭在庫を除きまして初版の入手は困難になっております。
 初版で入手されたいという皆様におかれましては、大型書店さんや専門書店さん(東方書店さんや内山書店さん)で奥付をご確認のうえ、お買い上げいただけましたら幸いです。

 志学社選書は第二弾となる大庭脩先生の『木簡学入門』がもうすぐ校了になる見込みで、今月末には流通に乗る見込みです。
 相変わらずの「委託配本なし」でやっておりますので、一般書店さんの店頭には基本的に並びません。
 お近くの書店さん、もしくはネット書店さんでご予約いただけましたら幸いです。


 2021年の志学社選書は盛りだくさんでお送りする予定です。
 今後とも、なにとぞお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?