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私学のオンライン学校説明会をのぞいてみよう!

こんにちは。
今回は各私学が実施しているオンライン学校説明会についてです。

本来、学校説明会は学校でおこなわれるため、保護者・受験生でないと説明会に出席することは難しいですが、今年はコロナ禍の影響でオンラインで学校説明会を実施している学校も多く、その中には外部の人間でも見ることのできる動画もあります。

そこで今回は受験生としてではなく、私学の教員志望者(転職志望者)の目線にたち、どういった点に注目して動画を見るとよいのか考察していきたいと思います。

多くの動画は理事長(校長)などの挨拶からはじまりますが、採用試験において理事長(校長)とは一般的に最終試験の管理職面接で会うことになります。HPにも理事長(校長)挨拶は載っていますが、基本的には毎年同じ文章が使われていることが多いため、今現在理事長(校長)がどのような学校づくりを目指しているのか、その教育理念を理解することは面接の際のアドバンテージとなります。逆に話しを聞いてみて、自分の教育観などとの間に大きな乖離があったり、志向するベクトルが全く違うのであれば、そもそも採用試験を受けない方が良いでしょう。

また、学校によっては教科に関する説明があります。以下は東洋英和女学院中学部(東京都)の公開動画プログラムの一部です。各教科ごとに教科の特色やカリキュラム、育成したい資質、過去の実践例などが紹介されていますが、これは採用試験の模擬授業の際に非常に役に立ちます。私立における教員採用試験の特徴と対策」でも書いたよう、模擬授業では学校の実情にあった授業をおこなう必要があります。アクティブラーニングの充実を謳っている学校であれば、その要素を組み込む必要がありますし、探究を重視している学校であれば、探究的な学びになるよう問い(学習内容)を構造化する必要があります。そのため、動画から教科としてどういったことを重視しているのか、どういった実践をおこなっているのかを把握した上で授業を構想すると良いでしょう。

他にも、動画の内容だけでなく動画のクオリティーそのものに注目しても面白いかと思います。カメラの前に教員が立ち、淡々と説明している学校もあれば、以下の成城学園中学校・高等学校(東京都)の学校紹介のよう、音楽やナレーションなどを交え工夫を凝らしている学校もあり、オンラインに対するの力の入れ具合とその学校の校風を感じることができます。

こうした動画を見て、気がついたことや感じたことは履歴書の志望動機に書いても良いでしょう。基本的にはHPの情報を参考に書くことが多いですが、「貴校のオンライン動画を拝見し~」と、動画の内容も組み込んだ志望動機を書くことで、内容の充実を図ることができます。

以下は関東圏・関西圏のオンライン・ウェブ説明会のある学校一覧です。
たくさんの私学があり、比較しながら見ても面白いので、志望する学校でなくても、各私学の動画を見てみることをおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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