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日本の英語教育(その1)

2020年4月29日
@yoshilogさん、いつもありがとうございます。@yoshilogさんや他の海外居住者の方々が日本語で情報発信してくれるので本当にありがたいです。そうでなければ、このコロナ禍の中で情報難民になっていたでしょう。正しい情報がないと、先の見通しがつかないから本当に辛いですもんね☹️。

私は海外でエンジニアとして働いたこともあり、仕事ではなんとか英語のやり取り出来ていたのですが、残念ながら英語の記事をストレスなく読めるほどの英語力はないです(今後の課題です😅)。
成人してから海外で仕事したいと思うようになり、お金も時間も相当に使って、同僚と飲みに行くのも止めて、必死で英語を勉強しました。何しろ最初に受けたTOEICのスコアは、300点に届かないほどのおバカさんでしたから😅。

しかし日本の学校の英語教育は酷いです。それから日本にはそこら中に英会話の学校があるけど、ほとんどは子供のお遊びのレベルで、行く意味がある学校はほんの一握りです。
台湾に行くと、大卒者はほとんど普通に英語話せるのに驚きますね。イスラエルの同僚の家では、言葉を覚え始めた幼児に母国語のヘブライ語と同時に英語も教えているのを見ました。インドネシアでは10才の息子が英語の宿題が大変でヒイヒイ言ってるなんて話を聞きました。ビジネスも国内の社会システムもワールドワイドにやらないと国がたち行かなくなることをどの国も十分理解してるんですね。

日本はこの点でも全くダメです。英語に限らず、日本の学校教育は、東大を頂点とするピラミッドに学生を順序よく並べて、有能者とそうでないものを簡単に見分けられるようにするためのものでしかありません。英会話学校は金儲け主義で、とてもじゃないけど教育機関とは言えません。それに加えて、日本社会では従順さと勤勉が最大の美徳とされ、ワールドワイドの文化にかぶれて、小賢しく個人の権利を主張したりする人間は嫌われます。私が勤めていた会社の社長は、海外出張経験者は、生意気になって使い難いって言ってました。俺のことですけどね。ホント嫌になっちゃいますねー。😩

とまれ、コロナ禍で古い社会システムと前近代的で狭い個人の思想と価値観が壊されて、新しい日本として再出発できることに私は希望を見ています。

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2020年7月10日
「疑問、なんで日本人は英語が話せない?」

他国では幼い時からかなり真剣に英語を学ばせるようです。台湾、インドネシアで子供を持つ親から話を聞いたことがあります。
イスラエルの同僚の家では、言葉を覚え始めた幼児に母国語のヘブライ語と同時に英語を教えていました。
子供たちの将来に英語が絶対に必要であるとの意識が強いのです。

加えて日本の学校のカリキュラムは、受験だけを目的としたものになっています。つまり生徒に何かを習得させるのではなく、教科を生徒の優劣を競わせるための道具にしているのです。
そのために、基礎の反復練習や、生徒の習熟度に合わせた指導が行われず、ほとんどの生徒が英語を習得できないのです。

ヨーロッパ諸国、イスラエル、台湾では、大卒の人間はほぼ全員英語をごく普通に話します。中国人、韓国人と比較しても日本人学卒者の英語力は総じてかなり低いです。

しかしそれらの国でも中年以上の人の中には英語が苦手だとか全く話せないという人が多くいます。30年以上前にフランスを旅行した人から当時は英語が通じなくて困ったという話も聞きました。
近年の国際化の高まりにより、それらの国々の学校の英語のカリキュラムが大きく変わったということでしょう。
日本も小学校から英語が必修教科になったと聞きますが、教科を受験の道具としている現状では、個人の英語のスキルをドラスティックに上げることも、国の国際競争力を上げることも不可能だと思います。

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「日本と外国では気合が違いますね」

ひとことで言うなら国及び社会全体の方針ですね。1人1人の習熟度は違っても、国民全員にあるレベル以上の英語を習得させようとしている。それによって個人の職業選択の幅が広がるし、国の国際競争力も高まる。だから親も子も真剣です。
台湾で中学生くらいの女の子が英語で私の道案内をしてくれたことがあります。彼女の英語は決して流暢じゃなかったけど彼女は一生懸命でした。

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(関連)
日本の英語教育(その2)
https://note.com/shig_matsuoka/n/n067731be2784